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VODの普及で、どこでも簡単に動画再生ができるようになりましたが、
インターネット経由でのストリーミング再生は、
データ通信速度や通信量にも気をつけなければいけません。
データの中でもズバ抜けてデータ量が多いのが動画。
高画質になればなるほど、そのデータ量も莫大となわけで、
なんとなく使っていると、画質も荒くなったり、
最悪、動画も視聴できなくなってしまいます。
動画配信サービスを楽しむなら、
通信速度とその目安くらいは把握しておいた方が良い。
bit、Byte、bps、B/sの意味と、データ通信量の関係について。
高速データ通信ってなんなのか?
通信速度とデータ通信量の基礎知識
bit(ビット)、Byte(バイト)、パケットの違い
通信速度を理解する前に、まず抑えておかないと不味いのが、
「bit(ビット)」と「Byte(バイト)」の違い。
似ているようで、全く異なります。
基本単位が「bit」であり、8 bit = 1 Byte。
一般的に、通信速度は「bit(ビット)」が使われ、
データ容量では「Byte(バイト)」で表記されています。
「B」の大文字は、バイトを意味する事が多いので、
「b」の小文字は、基本的に「bit(ビット)」の方を指す。
というわけで、小文字大文字の違いにも気をつけて。
- 8ビット = 1バイト
- 8bit = 1Byte
- 8b = 1B
「パケット通信」という謎の言葉も有りますが、
パケット(packet)は、日本の携帯キャリア独自のデータ通信単位。
1パケット=128バイトであり、現在ではこの単位は・・・ほぼ使われていません。
使っても意味不明な数値になるわけで、Byte換算値も併記されたりもしてました。
前日までの3日間のご利用通信量が、8,389万パケット(約10GB)以上
3G時代の名残で、パケット通信料とか言ってますけど、
単位は既にパケットではなく、MBやGBといったByte表記となっています。
「bps」と「B/s」の違い
転送速度を表す言葉として「bps」「B/s」が有ります。
インターネット回線の通信速度では、
「bit(ビット)」単位の表記「bps」が使われており、
1秒間に何ビット通信できるか?を表しています。
bps = bits per second = ビット毎秒という意味です。
一方、携帯会社の契約プランに記載されているデータ通信量は、
全て「Byte(バイト)」表記となっているので気をつけて。
スマホ端末の保存容量(ストレージ容量)とかも「Byte(バイト)」です。
- 通信速度100Mbps → bit(ビット)
- 月間データ容量30GB → Byte(バイト)
- スマホストレージ容量128GB → Byte(バイト)
そもそも、我々の生活で「bit」を使うのは、通信速度の「bps」くらい。
PCパーツ性能、処理速度、HDDやSSD等のデータ転送速度でも、
Byte基準の「B/s」で表記されてます。
※Byteの「B/s」のように、bitでも「b/s」と表記されることも有り。
bpsとB/sの違い
略称 | 正式名称 | 意味と用途 |
---|---|---|
bps (b/s) | bits per second | 1秒間あたりのビット転送量(ビット毎秒) 主に回線のデータ通信速度で使われる |
B/s | Byte per second | 1秒間あたりのバイト転送量(バイト毎秒) 主にPCスペックのデータ転送速度で使われる |
敢えて8分の1のbit表記する・・・通信会社の考えそうな事。
そもそも固定回線で10Gbpsとか、モバイル回線で150Mbpsとかとか、
まず出ない速度だからね。※後述します。
データ通信速度の単位と、データ転送速度の単位が違うので、
「bps」を「B/s」へ、Byte毎秒に換算すると分かりやすい。
1Byteは8bitなので、単純に8で割る。
150Mbps→18.75MB/s、1Gbps→125MB/sといった感じです。
K(キロ)、M(メガ)、G(ギガ)の違い
情報量の基本単位「bit」「byte」のままでは、
量が多くなるにつれて桁数が多くなるので、
1024倍ごとに「接頭辞(SI接頭辞)」を付けて短く表記されてます。
データ量の単位で覚えておくべきは、
Kilo(キロ)、Mega(メガ)、Giga(ギガ)、Tera(テラ)の4種類。
通信速度「bps」なら、Kbps、Mbps、Gbps、Tbpsと変わります。
- 1Kbps = 1024bps(1000bps)
- 1Mbps = 1024Kbps(1000Kbps)
- 1Gbps = 1024Mbps(1000Mbps)
- 1Tbps = 1024Gbps(1000Gbps)
データ容量「Byte(バイト)」も、KB、MB、GB、TBと、
こちらも同じように1024倍ごとに接頭辞が変わります。
- 1KB = 1024B(1000B)
- 1MB = 1024KB(1000KB)
- 1GB = 1024MB(1000MB)
- 1TB = 1024GB(1000GB)
長さの単位「メートル」で習った「キロ」は1000倍でしたけども、
コンピュータは2進数なので、2の10乗→1024倍となる。
ただ、同じように1000倍で使われることも多々有るので・・・
面倒なら1000倍でOK。それでも差し支えは無いかなと。
ちなみに、容積の単位「リットル」で使われる、
「d(デシ)」「c(センチ)」「m(ミリ)」も同じ「SI接頭辞」。
10分の1がデシ、100分の1がセンチ、1000分の1がミリです。
動画再生に必要な通信速度とデータ通信量
動画に必要な通信速度の目安
多くの動画配信サービスで、4K画質やフルHD画質に対応していますが、
そこまで高画質で有る必要もなく、
フルHD画質レベルなら、高速回線は必要有りません。
回線速度に大きく関わってくるのが、動画の画質というわけ。
以下、動画配信サービスに記載されている推奨スペック。
見つけられるだけ抽出したんで、参考までに。
VOD推奨の通信速度
必要な通信速度 | 参照元 | |
---|---|---|
Hulu | パソコン:下り速度 6Mbps 以上を推奨 スマートフォン/タブレット:下り速度 3Mbps 以上を推奨 テレビ/ブルーレイプレーヤ/ゲーム機/メディアプレーヤー:下り速度 6Mbps 以上を推奨 | Hulu を見るには、どれくらいの回線速度が必要ですか? |
Netflix | 0.5Mbps – ブロードバンド接続に必要な最低接続速度 1.5Mbps – ブロードバンド接続に推奨される接続速度 3.0Mbps – SD画質に推奨される接続速度 毎秒5.0メガビット – HD画質に推奨される接続速度 毎秒25メガビット – UHD画質に推奨される接続速度 | 推奨されるインターネット接続速度 |
U-NEXT | ■パソコン 標準画質:1.5Mbps以上 高画質:3Mbps以上 ■スマートフォン・タブレット 標準画質:1.5Mbps以上 高画質:3Mbps以上 ■Android TV、U-NEXT TV 標準画質:1.5Mbps以上 高画質:3Mbps以上 ※4KHDRの再生は15Mbps以上の速度が必要 | 推奨の回線速度を知りたい |
Amazonプライムビデオ | Fire TVで4K Ultra HDのビデオを視聴する 15 Mbps以上の高速インターネット接続。一部のビデオアプリ(Netflixなど)は20 Mbps以上を推奨しています。 | Fire TVで4K Ultra HDのビデオを視聴する |
Youtube | 4K 20 Mbps HD 1080p 5 Mbps HD 720p 2.5 Mbps SD 480p 1.1 Mbps SD 360p 0.7 Mbps | システム要件 – YouTube ヘルプ |
DMM.com (FANZA) | 視聴に必要な最低回線速度 1.5Mbps 通常画質を視聴する際の推奨回線速度 8Mbps 高画質(HD版)を視聴する際の推奨回線速度 16Mbps | 動画を視聴できる回線速度を教えてください |
Paravi | 回線速度は3.0Mbps以上を推奨しております。 | Paraviを視聴するために推奨する回線速度はありますか? |
TUTAYA TV | 固定ブロードバンド回線のWi-Fi環境で、 SD画像を視聴するには、下り1.5Mbps以上の回線速度が必要となります。 HD画像を視聴するには、下り6Mbps以上(推奨8Mbps以上)の回線速度が必要となります。 | 回線速度6Mbps以下のため、再生中画像がカクカクしてしまいます。 |
DAZN | ・標準画質(720p)での動画のご利用時に推奨されるインターネット接続スピードは、5.0Mbpsです。 ・HD画質(1080p)での動画のご利用時に推奨されるインターネット接続スピードは、9.0Mbpsです。 | DAZN(ダゾーン) よくあるご質問 |
TVer | 番組によって異なりますが、概ね3Mbps以上の通信速度が必要 | 動作推奨環境・よくあるご質問 |
同じ画質でも、動画サービスで通信速度は違いますが、
これは動画圧縮(コーデック)や、音声データの差も有るのかなと。
5.1chや7.1ch、Dolby Atmosに対応しているところも増えてますからね。
→動画の音質とサラウンドシステム。5.1ch、7.1ch、Dolby Digital Plus、Dolby Atmos、IMAX Enhancedの意味と違い。
各サービスの最低要件、最低通信速度を鑑みると、
0.5Mbps~1.5Mbpsで動画再生は可能であり、
多くの動画配信サービスで推奨となっているのは3Mbpsという数値。
モバイル端末なら画面も小さいわけで、SD画質で既に高画質。
テレビでも40インチくらいまでなら、フルHD画質でも凄い綺麗。
5~6Mbpsくらいあれば、十分なわけです。
人間が認識できる画素密度(dpi)にも限界ありますから。
→動画配信サービスの画質と解像度。SD、フルHD、4K、8K、HDR、Dolby Visonの意味と違い。
高速回線が求められるのは、4K映像ですが、
実際のところ、4K動画ですら15~25Mbpsで再生可能なのです。
動画に必要なデータ通信量の目安
動画視聴において、通信速度は重要では無く、
気をつけるべきは、データ通信量です。
「bps」の数値は、1秒あたりのデータ転送量。
動画を観るとなると、数時間は通信し続けるわけで、
そのデータ量も膨大になります。
1分なら60倍、1時間なら3600倍。
データ通信量に大きく関わっているのが、動画の視聴時間なのです。
例えば、SD画質を3Mbpsとするなら、
3Mbps(毎秒)≒10800Mbit(毎時)≒1時間1350MB(1.35GB)です。
モバイル回線には、月間データ容量が設けられているわけで、
スマホで通信速度制限がかかる→動画見れないってパターン。
制限後速度は、200kbpsとか128kbpsですからね。
自宅テレビで4K視聴するなら、固定回線も必須というわけ。
以下、動画配信サービスに記載されている通信量&ダウンロード容量です。
こちらも見つけられるだけ集めてみました。
VODの通信容量
通信容量 | 参照元 | |
---|---|---|
Hulu | 高画質/低速 1時間あたり約0.89GB バランス 1時間あたり約0.56GB 標準画質/高速 1時間あたり約0.41GB | [スマートフォン/タブレット]作品のダウンロードをすると、どれくらいのデータ通信量が発生しますか? |
Netflix | 標準画質のビデオでは1回のストリーミングで1時間あたり約1GB、HDの場合は最大3GBのデータが使われます。
低 – 0.3GB/時/デバイス | Netflixのデータ使用量を管理するには |
U-NEXT | 【自動】通信環境の状況に応じて自動で最適な画質が選択されます。 【高画質】大画面での再生にも適した高品質な画質です。(1GBあたり約0.5時間) 【低画質】データ通信量を抑えたい場合に適した画質です。(1GBあたり約4.5時間) 【最低画質】データ通信量を最小限に抑えたい場合に適した画質です。(1GBあたり約12時間) | 画質を選びたい | U-NEXTヘルプセンター |
Lemino | 1時間ストリーミング再生した場合の通信量の目安 【標準画質】約450MB 【高画質】約900MB 【最高画質】約1.4GB | ストリーミング再生時の通信量 – Lemino-よくある質問- |
Paravi | 「高画質」で再生した場合、スマートフォンは最大540MB程度、パソコンは最大810MB程度になります。 「さくさく」で再生した場合、最大173MB程度です。 | ストリーミングデータの通信量は1時間あたり、どのくらいですか? |
通信容量を気にするのは、モバイル回線であり、
ダウンロードできるのもスマホアプリだけ。
よって、スマホ前提の画質表記になっていると思われます。
データ量から察するに、高画質≒SD画質ですね。
ストリーミング通信でのデータ通信量(bps)を元に、
スマホに必要な保存領域、ダウンロード容量も計算してみました。
多めに見積もって、以下のデータ量くらいになるかと。
画質とデータ量
必要な通信速度 (bps) | データ通信量 30分 (Byte) | データ通信量 1時間 (Byte) | |
---|---|---|---|
SD | 3Mbps | 675MB | 1.35GB |
HD | 5Mbps | 1.125GB | 2.25GB |
フルHD (FHD) | 15Mbps | 3.375GB | 6.75GB |
4K (UHD) | 25Mbps | 5.625GB | 11.25GB |
※動画によりデータ量も異なります、参考までに。
SD画質でも、小一時間再生すれば、あっという間に1GB超え。
4K動画なら、その約10倍のデータ量というわけ。
海外ドラマとか見ていたら、
月間7GB容量なんて、ホントあっという間だから。
最近は、音楽聴き放題サービスも増えましたが、
音楽の音質も良くなればなるほどデータ量も増えるので、
特に、ハイレゾ音源は危険、SD画質の動画よりもデータ量が多いから。
→音質と「CD、ハイレゾ、ロスレス」の関係。音楽ファイル形式「MP3、WMA、ALAC、FLAC、WAV、AIFF、AAC」の違い。
通信会社の通信速度
固定回線の通信速度
自宅で動画視聴するなら固定回線。
現在、主流なのは、光信号を使った光回線。
NTTの「フレッツ光」と、KDDIの「auひかり」は、最大1Gbps。
So-netの「NURO光」は、最大10Gbpsと超高速。
モバイル回線のような通信容量制限は無く、
「光ファイバーケーブル」の有線回線なので、通信も安定してます。
固定回線の通信速度
通信速度(下り) | Byte換算速度 | |
---|---|---|
フレッツ光 | 最大1Gbps | 最大125MB/s |
auひかり | 最大1Gbps | 最大125MB/s |
NURO光 | 最大10Gbps | 最大1.25GB/s |
ケーブルテレビ | 最大320Mbps | 最大40MB/s |
フレッツADSL | 最大47Mbps | 最大5.87MB/s |
フレッツISDN | 最大64Kbps | 最大64KB/s |
ただ、固定回線だからといえ、間違いなく早いとは言い切れず。
同じエリアで利用者が多いほど通信速度は遅くなり、
集合住宅では、マンション内の契約者数(戸数の数)が増えれば更に遅くなる。
そもそも「ベストエフォート方式」なので、
実際の体感スピードは表記とは程遠い。
ベストエフォート = best effort = 最大限の努力って意味。
理論値に近づく努力をするってだけで、実際のところ何の根拠も無い数値です。
※総務省の指摘により「実行速度」も公開されるようになりました。
光回線で最大1~2Gbpsってなってますけども、そんな数値は出るわけも無く。
我が家はフレッツ光、NURO光と契約していますが、
フレッツ光は1Gbps表記で実際の測定値は約100Mbps。
NURO光は300Mbps前後。これでも早い方かと。
同じ「フレッツ光」でも、プロバイダ次第で通信速度は変わり、
「光コラボレーション(ドコモ光、ソフトバンク光 等)」だと、更に遅くなる印象です。
※「光コラボ」は、フレッツ光回線を利用しています。
※「NURO光」「auひかり」は独自回線なので「光コラボ」では有りません。
ちなみに、自宅の通信速度は簡単に測定可能。
アクセスするだけで測定できる「Fast.com」は、Netflix提供です。
※参考→インターネット回線の速度テスト | Fast.com
モバイル回線の通信速度
携帯電話の普及に伴い、モバイル回線速度も年々高速化しています。
従来の3G回線では、最大14Mbps程度でしたが、
4G LTE回線では、最大150Mbpsも当たり前になり、
最新の5G回線では、最大4.1Gpbs・・・と、
固定回線よりも早いスピードへ。
ただ、こちらもベストエフォートなので気をつけて。
固定回線の通信速度
通信速度(下り) | Byte換算速度 | |
---|---|---|
3G(docomo FOMA) | 最大14Mbps | 最大1.75MB/s |
4G(docomo Xi) | 最大150Mbps | 最大18.75MB/s |
docomo PREMIUM 4G | 最大1.7Gbps | 最大212.5MB/s |
au 4G LTE | 最大400Mbps | 最大50MB/s |
SoftBank Hybrid 4G LTE | 最大172Mbps | 最大21.5MB/s |
docomo 5G | 最大4.1Gbps | 最大512.5MB/s |
SoftBank 5G | 最大2Gbps | 最大250MB/s |
WiMAX | 最大13.3Mbps | 最大1.6625MB/s |
WiMAX 2+ | 最大558Mbps | 最大69.75MB/s |
実際の数値は固定回線より剥離している印象。
私は大手携帯キャリア、格安SIMと多数回線契約してきますが、
格安SIM(MVNO)の4Gで150Mbpsなんて出るわけも無く、
混雑時は1~2Mbpsまで速度低下しますから。
常時安定して使うなら主要キャリア(MNO)の回線。
といっても、私のエリアでは10~20Mbpsが限界ですけども。
今では、自宅に据え置くタイプの「ホームルーター」も有りますが、
サイズがデカくなっただけで、モバイル回線を利用するのは変わらないわけで、
ポケットWiFi(モバイルWiFi)等の「モバイルルーター」と大差無いと思って良い。
ホームルーターの通信速度
通信速度(下り) | 利用回線 | |
---|---|---|
Speed Wi-Fi Home (au×WiMAX) | 最大1,237Mbps ※キャリアアリグレーション時 | WiMAX 2+ au 4G LTE |
SoftBank Air | 最大481Mbps | SoftBank 4G LTE |
モバイル回線は基地局からの距離、利用者数で速度も変わるので、
4G LTE回線利用でも、3G回線よりも遅かったりもする。
また、4GとLTEは、同意味として使われがちですが、
本来は、LTE= Long Term Evolution(長期的に進化)という意味。
3Gと4Gへ移行過渡期の通信規格、LTE = 3.9Gを挿す言葉となります。
そもそも「G」は、Generation(世代)の略であり、
通信規格(周波数帯域)で分けているだけ。
速度で「G」を区別しているわけでは無いので、
3Gだから遅いとか、4Gだから早いというわけでも有りません。
同じ4G回線でも、速度はピンキリ。
少ない回線に人が殺到したら、自ずと速度は遅くなるわけで、
5G対応エリアだって、まだまだ限られていますからね。
低速回線で視聴したらどうなるのか?
Hulu
3Mbps以上推奨のサービスで、3Mbps以下で通信した場合どうなるのか?
今は亡き格安SIM「ぷららモバイル」の定額無制限プランで、Huluを視聴してみた。
3Mbps上限なので、平均して出るのは2~2.5Mbpsの通信速度。
テザリングでも同じような速度。テザリング→PCで計測。
2Mbps~2.5Mbpsでも、問題なく再生できてます。iPadでも綺麗です。
稀に画質悪くなることもあったかなぁ~ってくらい。
回線速度に合わせて画質も自動調整してくれるので、
動画が止まる事も有りませんでした。
U-NEXT
U-NEXT推奨の通信速度は、1.5Mbps~3Mbps。
こちらも2~2.5Mbpsで視聴してみましたが、問題無く視聴できました。
ただ、低速でも視聴できるとの事でしたが、あまりに通信環境が悪いと通信エラー。
混雑時間帯で1Mbps前後になると、ガクガクで見れなくなり、
「通信速度の低下により、映像が再生されない場合がございます。
映像が戻らない場合は一旦再生を終了し、通信環境の良い状態で視聴を再開してください。」
っていう案内が表示されました。
Youtube
Youtubeのシステム要件によると、
0.5Mbps以上のインターネット接続があれば、視聴可能となってますが・・・
YouTube の動画を視聴するには、最新のバージョンのブラウザ、オペレーティング システムを使用し、インターネット接続が良好であることをご確認ください。
最新バージョンの Google Chrome、Firefox、MS Edge、Safari、Opera
500 Kbps 以上のインターネット接続
Youtubeは動画により画質も異なるし、画質も選べるシステム。
画質が変われば、必要な通信速度も変わります。
- 360p: 0.7Mbps
- 480p: 1.1Mbps
- HD 720p: 2.5Mbps
- HD 1080p: 5Mbps
- 4K 2160p: 20Mbps
2Mbps平均の通信環境で視聴したところ、
720pの高画質動画は、読み込むまでに多少の時間がかかるものの、
読み込んでしまえば、スムーズに見れました。
iPadサイズならHDでも十分綺麗ですね。
Youtubeはストリーミング再生といえど、
事前にローカルストレージ保存してくれる。
停止しておけば、先までダウンロードしてくれる機能。
ちょっと待ってから再生すれば、低速回線でも快適にも視聴できるんだな。
iPhoneサイズなら中画質(480p)でも十分綺麗なので、
通信速度は1Mbpsもあれば、まず不自由なく見れるんじゃないかと。
他の動画サービスよりも通信量少なく高画質の印象。
さすがYoutubeコーデック。
動画の通信速度&通信量まとめ
携帯会社や固定回線の通信速度を見ると、
超高速通信が必要なのかと勘違いしがちですが、
気をつけるべきはデータ通信量だということ。
モバイル回線の高速化ばかり目につきますが、
高速になればなるほど、データ量はより多く消費されるという。
あっという間に数GB。携帯会社の思うツボのような気もしました。
外出時にも動画見たいなら、通信契約のデータ容量を増やすよりも、
ダウンロード可能なサービスを利用した方が、お金も節約できます。
電波を気にすることもなくなり、ストレスも無くなる。
データ通信量も、年々高額になってますので。
我が家はポケットWiFi、WiMAXと契約してきて、現在は格安SIMへ。
家族でmineoをメインに契約していましたが・・・
楽天モバイルのRakuten UN-LIMITに乗り換えました。
楽天回線エリアは無制限、au回線でも月5GB、海外でも月2GBも使える。
しかも1年間無料とか・・・スゲェ。
今までのポケファイは何だったんだ?ってくらいの革命的なプラン。
最低利用期間の縛りも無いから。きっと自身有るんでしょう。
ポケファイ代わりにもオススメです。
楽天回線エリアは意外と広く、楽天回線での速度も速くてビックリ。
さすが第4のキャリア、格安SIMとは違う。
※参考→楽天モバイルで通信エリアを調べる
SIMを入れればカーナビとしても使えるわけで、
車載カーナビよりも、スマホアプリが最強ですからね。
→車のカーナビではなくiPadでGoogleマップを使う理由。iPadをカーナビ化する方法。
車で動画視聴するにも、無制限なら通信容量も気にしなくて済む。
自宅で動画ダウンロードしておけば無敵。
iPadダウンロードがストレス無い。画面も見やすい。
→車で動画再生するならiPad+格安SIMが最強。カーナビDVDからタブレットへ切り替えた理由。
ダウンロード視聴は、U-NEXTをメインで利用中。
→U-NEXTの評判レビュー。使い続けて気づいたメリット・デメリット。
見放題数はダントツNo.1。新作見れるし、アダルトまで見放題。
漫画に雑誌見放題と、これ一つで済むのでラク。
ちなみに、自宅で4K視聴するなら、モバイル回線では厳しいです。
最近は、手軽なホームルーターも登場してますが、
結局のところモバイル回線なんで・・・固定回線とは雲泥の差。
容量無制限のWiFiサービスも乱立してますが、
増えれば増えるほどに速度は出なくなるわけで、
だったら自分で「ポケットWiFi」に格安SIMを挿した方が良い。
※参考→GlocalMe G3を日本の格安SIMで使う方法。SIMフリーポケットWifiとして最安利用してみた。 | とりあえずバンクーバー。
固定回線は、フレッツ光でも良いけど、フレッツ光単体だと高いし、
フレッツ光ベースの「光コラボ」は、安くなるけど微妙なんで・・・
5Gが普及すれば、固定回線も要らなくなるのでしょうが、
4Gすら満足な速度が出ていない現在。
工事不要でサクサクってのは、まだまだ先の話になりそうですな。
初めまして。参考にさせて頂きます。
来年4月にe-mobile2550円10Gが3880円になってしまうので、どこにしようか考え中です。
b- u-もあまり評判良くないので。
e-では、頭が10Gプランなのですが、
多い時は、20Gを超えてしまうので、無制限simを選びたいと思ってます。
私はぷららの無制限SIMを契約しておりましたが、
予想以上に速度が出なくなったので、解約しております。
私は田舎に住んでいるのですが、夜も速度遅かったです。
また都心部へ行くと、混雑しているせいか速度が遅く感じました。
エリアにも依ると思いますので・・・参考までに。
ぷららモバイルは、下り0.1Mbps~0.3Mbpsが当たり前。数日間の速度データを付けて「速度が遅い」とサポート問い合わせからに苦情を送ると「退会手続き」のおすすめがくるそうです。(笑)
容量無制限の格安SIMは無理があったようで・・・
ぷららモバイルは、遂に終了となってしまいましたね。
無制限で使い放題を謳うサービスも増えてますけど、
ユーザーが増えれば、速度は間違いなく遅くなるわけで、
いずれのサービスも結局のところ・・・・です。
大手携帯キャリアの通常プランですら、遅い時は遅いですからね。
MVNOの方が早くなるわけも無い・・・と思ってます。