Samsung Gear VRレビュー。PS VR、HTC Vive、Oculus Riftとの違い。

記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

スマホVRといえど、Gear VRは他社スマホ用VRゴーグルとは一味違う。
本格的なVR体験ができるって事で、早速購入してみました。

iPhoneユーザーなんで、わざわざVR用にGalaxy S7 edge買ったんだけど、
VR専用機にしても良いと思える出来。想像していた以上のVR端末として機能してます。
私はHTC Viveも所持してますが・・・利用頻度はGear VRの方が高い。
というわけで、Gear VRレビューします。

※追記

Gear VRは生産終了となっており、
現在は、Oculus Questへ一本化となりました。

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スマホ接続も不要で、単体起動する高性能VR。
スマホVRとは別物であり、下手なPC向けVRよりも高性能です。

アダルトVRおすすめVRゴーグル。Meta Quest 3、Quest 2、PICO 4、PSVR2を徹底比較。FANZA VRに必要なもの。

以下、過去アーカイブとして残しておきます。

Gear VRは、Galaxy専用のVR HMD

Gear VRは、利用できるスマートフォンが限られています。

SAMSUNGのギャラクシーシリーズでしか利用できず、

iPhoneや、他社Androidスマホでは使用不可能となってます。

公式ページには、Galaxy S6、S6 edge、S7 edgeが必要と記載有りますが・・・

※Gear VRにはGalaxy S6│S6 edgeまたはGalaxy S7 edgeが必要であり、単体では動作しません。

Galaxy S7、Galaxy Note 5にも対応しています。

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Galaxy Note7も、Gear VR対応予定だったので、外箱に記載がありましたが・・・

バッテリー爆発事故の問題で、製造、販売中止 → Gear VR未対応へとなってます。

今後登場するであろうGalaxyの後継機、Galaxy S8や、Galaxy S8+にも対応していくハズです。

Gear VR対応端末のディスプレイサイズ&解像度

  • Galaxy S6:5.1インチ(2560×1440ピクセル、577ppi)
  • Galaxy S6 edge:5.1インチ(2560×1440ピクセル、577ppi)
  • Galaxy S6 edge+:5.7インチ(2560×1440ピクセル、518ppi)
  • Galaxy S7:5.1インチ(2560×1440ピクセル、577ppi)
  • Galaxy S7 edge:5.5インチ(2560×1440ピクセル、534ppi)
  • Galaxy Note5:5.7インチ(2560×1440ピクセル、518ppi)
  • Galaxy Note7:5.7インチ(2560×1440ピクセル、518ppi)

Android端末としても、Galaxy S7 edgeは悪く無い端末だし、なにより人気なんで、

アンドロイドユーザーなら、VRを目的に機種変更しても良いじゃないかと。

Gear VR(SM-R323)のスペック

Gear VRといえど、そのモデルは複数モデルが存在します。

旧バージョンの白モデル(SM-R322)は性能も劣ります。


Galaxy Gear VR S6/S6 edge/S7 edge対応 SM-R322NZWAXJP 【Galaxy純正 国内正規品】

これから購入する人は、最新モデルの黒モデル(SM-R323)を購入しましょう。

値段も大差有りませんので、くれぐれも間違えないように。


Galaxy Gear VR Blue Black 【Galaxy純正 国内正規品】 SM-R323NBKAXJP_A

Gear VR 2015 第一世代(SM-R322)のスペック

  • 本体カラー:フロストホワイト
  • レンズ視野角:96度
  • 本体操作:戻るボタン、タッチパッド
  • ファインダー:狭い、メガネ利用は厳しい
  • サイズ:92.6×201.9×116.4mm
  • 重量:318g
  • センサー:加速度センサー、ジャイロセンサー、近接センサー
  • スマホへの接続:Micro USB
  • Gear VR Controller:未対応

Gear VR 2016 第二世代(SM-R323)のスペック

  • 本体カラー:ダークブルー(ブルーブラック)
  • レンズ視野角:101度(レンズ直径:Φ042mm)
  • 本体操作:ホームボタン、戻るボタン、タッチパッド
  • ファインダー:前モデルより拡大、メガネ利用可
  • サイズ:98.6×207.8×122.5mm
  • 重量:約 345g (フロントカバー無しの場合は312g)
  • センサー:加速度センサー、ジャイロセンサー、近接センサー
  • スマホへの接続:Micro USB、USB Type-C
  • Gear VR Controller:対応

分かりやすい違いとして、レンズサイズの拡大、視野角の拡大と、

よりVRで見える範囲が広くなってます。

覗き込むファインダー部分もより大きくなってますので、

従来では難しかったメガネユーザーにも、快適に利用できるようになってます。

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2017年に登場したばかりのGear VRコントローラーも、新型Gear VRのみ対応との事。


Galaxy Gear VR Controller【Galaxy純正 国内正規品】専用コントローラ ET-YO324BBEGJP

ちなみに、私が購入したのは格安な並行輸入品。

マニュアルこそ外国語ですが、中身は一緒で型番もSM-R323だから。


Samsung サムスン純正 Galaxy Gear VR (2016) 最新版 SM-R323 S7, S7 edge, Note5, S6, S6 edge対応 [並行輸入品]

日本語の説明書(ユーザーマニュアル)は、公式サイトよりダウンロード可能です。

Galaxy Gear VR | Galaxy Mobile Japan 公式サイト

初期設定も勝手にやってくれますので、特に難しい事も無い。

Gear VRの初期設定方法

Gear VRの使い方は簡単。最初のインストールとかも勝手にやってくれます。

手こずるとすれば・・・スマホをGear VRにセットする方法だと思う。

とりあえず、Gear VRの付属品。ベルトは簡易的なモノで、自分で括りつけます。

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スマホに接続する端子は、microUSBと、USB Type-Cの2パターンあるけど、

これはスマホによって異なる・・・というよりも、

2017年現在での対応端末はmicroUSB(右側)のみ。Note7販売停止になっちゃったから。

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この端子をGear VRに固定して、スマホの画面サイズに合わせてAとBを調整するんだけど、

この辺は、日本語マニュアル見た方が早いと思う。

KS003170
KS003168

繰り返しますが、公式サイトよりダウンロード可能です。

Galaxy Gear VR | Galaxy Mobile Japan 公式サイト

Galaxy端末をGear VRに差し込めば、自動的に初期設定手続きへと進みます。

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早速、頭に装着してみると・・・

Gear VRの設定を開始するには、モバイル端末を取り外せって表示されます。

せっかく装着したのにね。

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Gear VRから取り外すと、「ようこそGear VR」へって表示されてます。

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必要なアプリケーションのダウンロード&インストールが始まる。

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VRをするには、画面の解像度はWQHD(2560×1440)が必須だって。

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Facebookでのログインを求められます。OculusはFacebookが買収したんだったね。

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Facebookアカウントで終了かと思いきや、Oculusアカウントが必要となります。

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Oculus PINがあれば、よりスムーズに・・・って事で、4ケタのPINコードも設定。

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支払方法は、クレジットカードかPaypalアカウント。

支払方法は登録せずとも利用可能です。

とりあえず、面倒なんで・・・「支払い方法を持っていない」で。

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登録が完了したら「今すぐアップデート」。アップデート完了するまでVRに接続しちゃダメ。

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ホーム画面にOculusアプリが無事登録されました。

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基本的にVRコンテンツはOculusアプリを介して楽しむ感じ。

ちなみに、付属のmicroUSBコネクター(USB Type-C→micro USB)を使えば、

スマホを充電しながらVRプレイをする事も可能です。

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他社VR専門機と比較したGear VRのメリット

お手軽さとコードレスが最高

Gear VRは配線が不要で、起動までの煩わしさが無い。

まず、これだけでVRゴーグルを装着する気になります。

HTC ViveやPS VRって、VRスペックはさておき、とりあえず面倒なの。

まとわりつく配線、VR専用の端末に接続する手間、受信機の配置・・・あぁ面倒。

HTC Viveのケーブルとか、3本も有るし超極太だし。

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一方、Gear VRは、Galaxyスマホを装着するだけでVRを楽しめる。

設定も簡単だし、他のVRに比べてホントラク。

そのまま寝っ転がれるし、リクライニングチェアでも気にせずもたれかかれる。

配線無いのって超最高だから。

スマホとゴーグルさえあれば、どこでも利用できるので、

家族、知人、友人、職場でも気軽にVR体験を共有する事ができる。

使わないと意味ないし、手軽さこそ最強なんだな。

VR本体重量が345gと軽い

Gear VR本体の重量は345g

他社VRヘッドマウントディスプレイに比べ軽いです。

VR HMDの重量比較

  • HTC Vive:620g
  • Oculus Rift:440g
  • PS VR:610g
  • Gear VR:345g

Galaxy S7 edgeの重量が157gなので、装着時の総重量は合計502g

わずか100g程度の差ですが、HTC ViveやPSVRに比べるとだいぶ軽く感じます。

Gear VRはコードレスな事も有り、より軽く感じるのかもしれません。

軽いだけで快適、付け心地も良く感じます。

まぁ、500gでも、長時間装着すれば、やっぱり首は疲れるけどね。

Gear VRは画質が綺麗

お手軽なポータブル型VRのくせに、これ以上無いくらいの完成度。

他社のスマホ用VRゴーグルは、やはりスマホを拡大しただけ感が有りますが、

Gear VRは、VR専用機を謳うだけあって、やはり別物。

画質という点でのみ言えば、他社VR専門機と大差無いです。

解像度という数値で比較すれば、

Gear VRは他社VR専門機よりも高解像度なんだよね。

VR HMDの解像度比較

  • HTC Vive:2160×1200
  • Oculus Rift:2160×1200
  • PS VR:1920×1080
  • Gear VR:2560×1440

もちろん端末スペック(グラフィック性能等)や、

視野角やリフレッシュレートも違うので、どこまで画質というのか?

という問題も有りますが、VR動画を見る程度なら変わらず綺麗です。

ゴーグル自体のスペックにも、元々のコンテンツ解像度にも限界がある。

これは、PSVRでも、HTC Viveでも言える事。

Gear VRだから、汚いっていう事では無いと感じました。

もちろんグラフィック性能は違うので、ゲームコンテンツとなると、

また話は変わってくるんだけど、ゲームコンテンツも意外と良く出来てるから。

Gear VRにセンサー内蔵

VRを楽しむ為には、360°自分がどこを向いているか?

っていうのが重要なんだけど、映像の追従性も素晴らしいです。

自分が向いた動きに合わせて、しっかりと映像が付いてくる。

Gear VR自体に加速度センサー、ジャイロセンサー、近接センサーが搭載されているので、

頭を動かしたときにしっかりと追尾してくる。映像の不自然さが無いです。

スマホだけで追従している簡易ゴーグルに比べると、やはり精度が違う。

その場に自分が居るかのような、没入感も全然違うよねん。

VRゴーグルにタッチパッド搭載

Gear VRは、ゴーグルにタッチパッドもついており、ゴーグルだけで操作が可能になってます。

頭の動きに合わせて画面上のカーソルが動き、本体右側のタッチパッドで操作する。

スマホのようなスワイプ操作や、タッチ操作も可能で、

タッチパッド上部には、バックキー、ホームキーも付いてる。意外とサクサク操作できます。

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他のVR HMDのように、コントローラーを手元に置いておく必要も無いので、

これまた使いやすい。

コントローラーどこ行った?みたいな事も無く、ゴーグルだけで完結する。

動画見るだけなら、コントローラーも要らないからね。

専用コントローラーも登場しましたが、ゲームやらないなら無くても問題ありません。

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多機能でコンテンツが豊富

Gear VRでは、Oculus専用のVRコンテンツが利用可能なので、

他の端末には無い、VRゲーム、VRアプリや、VRコンテンツも楽しめます。

VR専門端末のVR専用アプリという事で、その質も高く、コンテンツも非常に凄い多い。

Gear VRエクスペリエンス | Oculus

無料のVRアプリも豊富だし、Oculus Videoで360度VR動画を視聴したり、

Oculus 360 Photosで360度の画像を閲覧するだけでも、充分楽しめる。

Oculus Avatar EditorがGear VRにも対応したりと、今後の対応コンテンツにも期待できる。

世界の絶景やアクティビティ動画が、

目の前に映し出され、360度見まわせるので、その場に居るような感覚、

VRならではの臨場感だよね。

FacebookにもVRコンテンツは多く、

Oculus専用のVRアプリ「Facebook 360」も利用できるので、

より高品質に、より手軽に360度動画も楽しめます。

DMMのVR動画に対応しているのも、Gear VRの強み。

専用アプリ「DMM VR動画プレイヤー」が使えます。

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有料のVR動画ってやっぱり良く出来てますから。

大人向けのコンテンツとか特にね。

大画面テレビ、大画面シアターとしても使える

Gear VRは、VRを楽しむ以外にも使えるという事。

一般的な2D動画も大画面で鑑賞することが可能です。

くつろぎながら、寝ながら、横になりながら、大画面の映像が観れるのは最高。

端末内に有る動画は「Oculus Video」で視聴可能となりますが、

端末内の動画でも、デジタル著作権管理(DRM保護)された動画は再生不可能です。

Google Playストア、iTunesストア、Amazonビデオで購入した動画や、

動画配信サービスでダウンロードした動画も視聴不可能となります。

動画配信サービスでアプリ対応しているのは、NetflixとDMMとニコ動くらい。

ネットフリックスは専用アプリで、疑似リビングルームから大画面視聴できるし、

ニコニコ動画も専用アプリ「niconico VR」が登場してます。

Youtubeに専用アプリは有りませんが、

「Samsungブラウザ」等を使って、ブラウザ経由で大画面で視聴可能です。

映画館の映像が綺麗じゃないって事を考えれば、その有用性は理解できるかと。

ヘッドフォンを装着すれば、臨場感もハンパ無いです。

大手見放題の動画配信サービスでは、Netflixだけなので、

HuluやU-Next、AmazonやdTVも対応してくれると最高なんですけどね。

Gear VRは出荷台数が一番多い

日本ではあまり普及しているイメージの無いGear VRですが、

世界規模で考えると、Gear VRの出荷台数が断トツで多いです。

2015年12月の発売以来、全世界では500万台以上を出荷。

ヘッドセットの発売日が早かったのも有るとは思いますが・・・

VR HMDの発売日

  • Samsung Gear VR:2015年12月18日
  • Oculus Go:2018年5月1日
  • Oculus Rift:2016年3月28日
  • HTC Vive:2016年4月5日
  • HTC VIVE Pro:2018年4月23日
  • PlayStation VR:2016年10月13日

2016年だけで比較しても、

Gear VRが450万台、PSVRが75万台、HTC Viveが42万台、Oculus Riftが24万台と、

ダントツでGear VRがシェアを占めています。

2016年 VR端末の販売台数

  • Oculus Rift:約24万台
  • HTC Vive:約42万台
  • PlayStation VR:75万台
  • Gear VR:450万台

※参考資料→SuperData Reserch Unity YIR FINAL

PS VRが売れているイメージですが、2017年2月の時点で91万台ですから、

Gear VRの出荷台数が如何に多いか。

Gear VRは本体価格が安い

なんでこんなに普及してんのか?って言ったら、

本体価格の安さ、価格のお手軽さも有るんじゃないかと。

Gear VRは、VRに対するコストパフォーマンスが一番高い。

VRヘッドマウントディスプレイのGear VRは、約1万円で購入できてしまう。

一方、他社はVR HMDだけで5万~10万円もするという。

VR HMDの本体価格(日本の販売価格)
  • HTC Vive:107,784円 (税込)
  • Oculus Rift + Oculus Touch:76,600円(税込)
  • PS VR(PS Camera付属):53,970円(税込)
ゲーム機の本体価格
  • HTC Vive(PC):約15~20万円
  • Oculus Rift(PC):約15~20万円
  • PS4 Slim(500GB): 32,378円(税込)
  • PS4 Pro:48,578円(税込)

Galaxyスマホだけなら、4万~5万円も有れば購入できるし、

既にGalaxyスマホを利用しているなら、Gear VRの出費だけで済む。

高性能グラフィックボードって、スマホなんかよりも全然高額なんだから。

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高スペックなグラフィックボードを用意する必要も無く、

必要なのは、GalaxyスマホとGear VRだけ

もちろん格安SIMでもOKだし、

Wifi環境さえあれば通信契約も不要で、VR体験は利用可能です。

私はGalaxyをVR専用機として使ってますので、SIMすら挿入してません。

より格安な、au版のGalaxy S7 edgeを使ってます。中古なら更に安いです。


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他社VR専門機と比較したGear VRのデメリット

Gear VRは素晴らしいVR HMDだと思いますが、

手間なく格安にVR体験できるという事で、

他社のVR専門機に比べれば劣る点も多々あります。

視野角が狭く、リフレッシュレートも低い

Gear VRは映像は綺麗なのですが、

HTC Viveに比べると、微妙に見える範囲が狭いと感じます。

筒状のモノから覗いている感じ、視野角が異なりました。

VR HMDの視野角比較

  • Oculus Rift:110度
  • HTC Vive:110度
  • PlayStation VR:100度
  • Gear VR:101度

10度の差ですが、これは結構違うと感じます。

もちろん、レンズ諸々の違いも有るんでしょうけど。

PS VRとは同等の視野角なんだね・・・

また、Gear VRはスマホの液晶画面を利用するという事で、

リフレッシュレートにも限界が有る。

リフレッシュレートは、1秒間に何コマ表示できるか?という値。

頭を動かしたときの残像感。VR専用端末はより滑らかに表示することが可能です。

VR HMDのリフレッシュレート比較

  • Oculus Rift:90Hz
  • HTC Vive:90Hz
  • PlayStation VR:120Hz
  • Gear VR:60Hz(Galaxy S7 edge)

数値が高い方が良いとはいえ、60Hz出てくれれば、満足に楽しめるわけで、

PS VRの120Hzってのも、あくまで最大の話。

HTC ViveやOculus Riftでも、PCの性能によるので、

高解像度で90Hzを安定して出すってのは難しい話だから。

※参考→VR環境(HTC VIVE、Oculus Rift)に必要なPCスペック。 | 自作パソコンdeゲーム野郎

激しく映像が動く、ジェットコースター動画や、GoProのアクション動画、

特に、自分が激しく動き回るゲームコンテンツで、リフレッシュレートの違いは分かりやすい。

視野角やリフレッシュレート次第で、没入感やVR酔い感も大きく変わるので、

ゲームを楽しむといった点では、Gear VRは専用端末に断然劣ります。

ViveコントローラーやOculus Touchに比べると、

Gear VR専用コントローラーは受信機も無く、精度も悪いんで、

アクションゲームなんかは、ちょっと向いて無いかと。

対応端末が少ない

これほど高性能なVR HMD「Gear VR」が、

Samsung製の限られた端末にしか対応していないってのが悔やまれる。

Androidユーザーなら、機種変更ついでにGalaxyにしてみるとか、

全然有りだと思うんだけど。

私はiPhoneユーザーですので、

使わないAndroidスマホを購入する時点で抵抗がありました。

VRを見る為だけに高価なGalaxy S7 Edgeを買おうとは思わないし、

VRの為にスマホ買うなら、プレステ買うって人の方が多いんじゃないかな。

だた私は、据置き型のVRとなると、PSVRは中途半端だと感じており、

ゲームやるならHTC Viveと思っていたので、

よりカジュアルに使えるGalaxy S7 Edgeにしておきました。

結果、それで良かったんだけど、この辺は個々の価値観だから・・・ね。

OculusがSamsung以外のスマホにも対応してくれたら最高なんだけど、

まぁ、専用で造ってるから、高品質VRなので、

下手に端末増やして、不具合出るなら・・・仕方ない。

スマホでVR体験するなら、

iPhoneでは無く、Androidでも無く、Galaxy・・・というくらい違います。

スマホの4K対応とか、VRでは大して意味もないから。

スマホを装着なので、カバー外さないと駄目

Gear VRはGalaxyスマホ専門に造られているという事で、

サイズもGalaxy向けに最適化されています。

良くも悪くもピッタリのサイズ感となり、ケース装着の余地は有りません。

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他社のスマホ向けの簡易ゴーグルだと、

汎用性が有るので結構ガバガバと余裕あるんですけどね。

ピッタリだからこその高品質VR体験。これも仕方ない。

極薄ケースくらいなら何とかなるかと思いますが、基本的には外さないとイケナイ。

普段使いのスマホとしても活用しているなら、ケースを外す手間が発生します。

そうなると結構面倒だよね。私はVR以外には使わないので、関係無いけど。

Galaxyの発熱問題、長時間のゲームプレイは無理

VR体験には高スペックな端末が必要という事で、

Gear VRを楽しんでいると、Galaxyがもの凄い熱くなります。

熱くなるという事は、スマホが頑張り過ぎちゃってるという事。

電子機器は熱に弱く、高温になればパフォーマンスも下がります。

特に負荷の高いゲームアプリは30分も連続で遊べば、もぅ限界で使えなくなる。

処理が追い付かなくなり、画面もカクカクし始め、最終的にはシャットダウン。

一旦熱くなっちゃったら、冷めるまで待つしか無い。

スマホは省スペース化で、排熱も上手く機能してないので、夏場は特に注意が必要。

長時間遊びたい場合は、冷却ファンや、保冷剤で冷やしながら遊ぶしかない。

異常なほど熱くなるんだから、スマホへの影響も無いわけが無いでしょう。

ちなみに、動画専門で使うなら、割と長時間VRを楽しむ事が可能です。

私は主に動画での利用が多いのですが、数時間は余裕です。

端末の限界よりも先に、体の限界が来る。VR酔いと目の疲れがキツイ。

VRって結構疲れるから、長時間プレイできないくらいで丁度良い。

無理すると後に響くし、視力も悪くなりそうな感じ。

またやりたいと思っているうちが華です。

Gear VRはOculusでしか使えない

Gear VRにGalaxyを接続すると、自動的に専用アプリ「Oculus」が起動してしまいます。

よって、Gear VRを使った場合、AndroidのVRアプリを楽しむことができません。

Google公式のCardBoardアプリも利用不可能だし、

YoutubeのVR動画も、一応は見れますが、綺麗には視聴できません。

VR動画の画質と種類。3DVR、VR180、360°、4D-VR、8KVRの意味と違い。YouTubeとFANZAのVR視聴方法。

Oculusストアに有るOculus対応アプリしか、Gear VRは使わせない感じ。

まぁ、Oclusコンテンツが豊富だし、

メジャーアプリには対応しているから、そんなに困らないんだけど。

使えないと思うと、使いたくなるのが人間ってもの。

試しに、USB接続を外して、固定してみたりもしましたが・・・

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微妙に中心がズレルし、端末の重さで落っこちてきます。

USBコネクタを認識させなければ良い・・・という事で、

金ピカ部分に断熱シートを張るという力技も有りますが・・・

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そこまでして、GearVRを使うなら、

Galaxyでも、スマホ向けの簡易ゴーグルを使うっていう結論に落ち着きました。

スマホ用VRゴーグルをおすすめしない理由。激安VRゴーグルの違いとデメリット。

Gear VRコントローラーの精度が微妙

Gear VRには専用のコントローラーが登場しました。

私は海外Amazonから輸入しましたが・・・日本でも購入できるようになりましたね。

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これコントローラーっていう割には、センサー精度が微妙。

Oculusアプリケーションでペアリングして、認識させるんだけど・・・

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HTC Viveのコントローラーと比べると、その精度は雲泥の差。

位置検出機能が無いから、そりゃ仕方無いんだろうけど。

本格的なゲーム用コントローラーと言うよりは、

VRでの操作を快適にするリモコンという認識です。

とはいえ、普通のBluetoothコントローラーよりは断然優れているし、

なにより、コントローラーが無いと楽しめないアプリだらけなので、

持って無いなら、購入するハメになるでしょう。


Galaxy Gear VR Controller【Galaxy純正 国内正規品】専用コントローラ ET-YO324BBEGJP

スマホのストレージ容量を使う

Gear VR自体に保存領域が無いので、

VRを楽しむためのコンテンツは、全て装着したスマホに保存される。

VRコンテンツって、高解像度で360度の映像になるので、もの凄いデータ容量となります。

スマホに保存できる容量も限られているので、

何も考えずにインストール、ダウンロードしまくってると、

あっという間に、スマホの容量オーバーになります。

必須のOculus関連だけでも400MB弱使ってるし、

VRゲームアプリ1個で500MB~1GBとか利用しちゃってます。

スマホとしても使うなら、内蔵ストレージ32GB程度じゃ全然足らなくなるハズ。

SDカードを上手く活用しないと、なかなか厳しいんじゃないかと。

データ通信量も非常に多いので、

VRアプリやVR動画をダウンロードする際は、必ず自宅のWifi接続で通信しましょう。

モバイル通信だと、アッという間に容量制限にも引っかかります。

Gear VRは動画視聴のVR HMD

体感型のVRゲームってVR酔いも有り、意外と長時間できないし、
体を動かさないといけない面倒さも有るので、
なんだかんだで一番長く楽しめるVRコンテンツは、VR動画なんじゃないかな。

そう考えると、最高のVR端末はGear VRだってこと。
PC向けの高性能VR端末は、あくまでゲーム用途がメイン。
動画を視聴するだけなら、Gear VRで良いというよりも、Gear VRの方が良い。

全身の動きを感知する必要も無いし、GPUもそこまで必要ない。
コードレス、軽量、携帯性、使いやすさって方が重要なんだよね。

実際、VR動画を視聴するだけなら、
他社の据置き型のVR専用機と比べても、遜色無いです。
目の前に居るという感覚も、ほぼ一緒。

スマホVRと思わない方が、むしろ楽しめます。
他社のスマホVRとは、もちろん別格です。

スマホ用VRゴーグルをおすすめしない理由。激安VRゴーグルの違いとデメリット。

VR導入までの費用、VR起動の手間、それに対してのVRの質。
Gear VRのシェア率にも納得です。

※追記

2018年5月には、Oclus Goも登場し、
2020年末には、最新のOculus Quest 2も販売開始。
遂にVRゴーグル単体で、PCVR並みのゲームもできるようになりました。

アダルトVRおすすめVRゴーグル。Meta Quest 3、Quest 2、PICO 4、PSVR2を徹底比較。FANZA VRに必要なもの。

Gear VRの為に、わざわざGalaxyを購入する必要も無いし、
スマホセットする手間も無くなるという素晴らしさ。
Oculus Questは、PC用VRとしても使えるわけで、
VRシェアもダントツです。

※参考→PCVR(SteamVR)おすすめVRヘッドセット。Valve Index、HTC VIVE Pro 2、Meta Quest 3、PICO 4の比較と違い。 – ツカツカCAMP

Valve Index、HTC Vive Proよりも断然安いし、
ゲームする人もしない人も、コスパ最強のVR端末になってます。

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