毎年、新型が出るFire HDシリーズ。
2020年は、Fire HD 8、Fire HD 8 Plusが出ましたけども、
Fire HD 10や、Fire 7、キッズモデルとは何が違うのか?
Amazonデバイスは、毎年更新されるモデルが異なる。
これはFireタブレットも同じ。
そして、違うのはサイズだけでもなく、できることも微妙に異なるわけで、
Fire HDで何ができるのか?を抑えておけば、選ぶべき端末も見えてくるハズ。
基本的にはコストパフォーマンスは高いけど、最新モデルを選ぶ必要もないし、
最新モデルが最高スペックというわけでもない。
というわけで、Fireタブレットの選び方について。
まとめておきます。
歴代Fireタブレットの発売日と販売中の端末
AmazonのFireタブレットは、複数のモデルが発売されており、
主にディスプレイ解像度によりその名称が分けられています。
- Fire:1024 x 600(WSVGA)
- Fire HD:1920 x 1200(WUXGA)
- Fire HDX:2560 x 1600(WQXGA)※終了
以前は「Fire HDX」という高精細モデルも有りましたが、
現行モデルは「Fire」と「Fire HD」の2種類。
Fireが「7インチ」、Fire HDが「8インチ」と「10インチ」。
「8インチ」と「10インチ」には、ワイヤレス充電対応の「Plus」モデルも有るので、合計5種類。

現在発売されているのは、第12世代(2022年)のFire 7とFire HD 10。
第11世代(2021年)のFIre HD 10、Fire HD 10 Plusとなります。
- 第1世代(2011):Kindle Fire
- 第2世代(2012):Kindle Fire
- 第5世代(2015):Fire
- 第7世代(2017):Fire 7
- 第9世代(2019):Fire 7
- 第12世代(2022):Fire 7
- 第2世代(2012):Kindle Fire HD 7
- 第2世代(2012):Kindle Fire HD 8.9
- 第3世代(2013):Kindle Fire HD 7
- 第3世代(2013):Kindle Fire HDX 7
- 第3世代(2013):Kindle Fire HDX 8.9
- 第4世代(2014):Fire HD 6
- 第4世代(2014):Fire HD 7
- 第4世代(2014):Fire HDX 8.9
- 第5世代(2015):Fire HD 8
- 第5世代(2015):Fire HD 10
- 第6世代(2016):Fire HD 8
- 第7世代(2017):Fire HD 8
- 第7世代(2017):Fire HD 10
- 第8世代(2018):Fire HD 8
- 第9世代(2019):Fire HD 10
- 第10世代(2020):Fire HD 8
- 第10世代(2020):Fire HD 8 Plus
- 第11世代(2021):Fire HD 10
- 第11世代(2021):Fire HD 10 Plus
- 第12世代(2022):Fire HD 8
- 第12世代(2022):Fire HD 8 Plus
Fireタブレットは、発売年≒世代となっています。
他のAmazonデバイス(Fire TVシリーズ、Echoシリーズ)とは世代の考え方が異なり、
FireタブレットとKindleの世代は、リニューアル回数では無いのです。
また、Fireタブレットは、毎年新しいモデルが登場していますが、
全てのFireタブレットが更新されるわけでも有りません。
更新される頻度が、Fireタブレット毎に異なるわけで、
買うべきタイミングもタブレット毎に異なるということです。
というわけで、年度毎にリニューアルした、Fireタブレットをまとめておく。
現行モデルは、Fire 7、Fire HD 8、Fire HD 10の3種類。
基本的に2年~3年で新デバイスへリニューアルしており、
最新デバイスを買うのが一番賢く、なるべく古いデバイスは買わない方が良い。
近年の流れを鑑みると、2023年度は、Fire HD 10がリニューアルすると思われます。
歴代Fireタブレットの発売日
Fire 7 | Fire HD 8 | Fire HD 10 | |
---|---|---|---|
第5世代(2015) | 2015年9月30日 | 2015年9月30日 | 2015年9月30日 |
第6世代(2016) | – | 2016年9月21日 | – |
第7世代(2017) | 2017年6月7日 | 2017年6月7日 | 2017年10月11日 |
第8世代(2018) | – | 2018年10月4日 | – |
第9世代(2019) | 2019年6月6日 | – | 2019年10月30日 |
第10世代(2020) | – | 2020年6月3日 | – |
第11世代(2021) | – | – | 2021年5月26日 |
第12世代(2022) | 2022年6月29日 | 2022年10月19日 | – |
第13世代(2023) | 未定 | 未定 | 未定 |
2019年には、Fire 7とFire HD 8にキッズモデルが登場しましたが、
その内容は、Fireタブレットに専用カバーとAmazon Kids+を付加しただけであり、
そのスペックは、現行モデルのFireタブレットと全く同じというわけ。
- Fire 7 キッズモデル = 第12世代 Fire 7(16GB)
- Fire HD 8 キッズモデル = 第12世代 Fire HD 8(32GB)
- Fire HD 10 キッズモデル = 第11世代 Fire HD 10(32GB)
キッズモデルといえど、中身は第12世代のFire 7、Fire HD 8、第11世代のFire HD 10。
Amazonプライム会員なら、Amazon Kids+も月額480円で契約できますからね。
→Amazon Kids+レビュー。契約して気づいたメリット・デメリット。
ちなみに、Amazonデバイスには、Fireタブレットシリーズだけでなく、
Fire TVやEchoシリーズも有ります。
歴代Echoシリーズの違い、選び方についてはコチラも参考に。
→Amazon Echoシリーズの比較。Echo Dot、Echo Pop、Echo Studio、Echo Show、Echo Autoの違い。Alexaスマートスピーカーができること。

歴代Fire TVの違い、選び方についてはコチラも参考に。
→Amazon Fire TV Stick 4K MaxとフルHD版の違い。歴代Fire TVシリーズの種類、新型と旧型の比較。

Fireタブレットのスペック比較
Fire 7とFire HD 8の違い
一番安い「Fire 7」と、2番目に安いHDモデル「Fire HD 8」の比較から。
7インチと8インチというサイズの違いが有りますが、
画面サイズ以上にスペックが全然違います。
Fire 7 | Fire HD 8 | |
---|---|---|
発売日 | 2022年6月29日 (第12世代) | 2022年10月19日 (第12世代) |
価格 | 6,980円(16GB) | 11,980円(32GB) 13,980円(64GB) |
Alexa | Alexa搭載 ※Showモード非対応 | Alexa搭載 |
画面サイズ | 7インチ | 8インチ |
解像度 | 1024 x 600 IPS (SD画質) | 1280 x 800 IPS (HD画質) |
画素密度(PPI) | 171ppi | 189ppi |
CPU | クアッドコア 2.0GHz | ヘキサコア 2.0GHz |
GPU | Arm Mali-G52 3EE MC1 | ? |
RAM | 2GB | 2GB |
スピーカー | ステレオ | ステレオ (Dolby Atmos対応) |
カメラ | 前面・背面 2MP(約200万画素) | 前面・背面 2MP(約200万画素) |
WiFi | 802.11 a/b/g/n/ac (デュアルバンド) ※Wi-Fi6未対応 | 802.11 a/b/g/n/ac (デュアルバンド) ※Wi-Fi6未対応 |
USBポート | Type-A to Type-C (USB-C 2.0) | Type-A to Type-C (USB-C 2.0) |
重量 | 282g | 337g |
サイズ | 181 x 118 x 9.7 mm | 201.9 x 137.3 x 9.6 mm |
バッテリー | 最大10時間 | 最大13時間 |
外部ストレージ | 最大1TBのMicroSD | 最大1TBのMicroSD |
Bluetooth | 5.0 LE | 5.2 LE |
位置情報 | Wi-Fiベース (GPS無し) | Wi-Fiベース (GPS無し) |
Fire 7は、値段こそ6,980円(16GB)と、
クアッドコアCPU搭載のタブレットとしては破格ですが、
解像度は1024 x 600(SD画質)で、動画視聴として使うには微妙です。
Fire HD 8の方は、サイズだけでなく、スペックも断然上。
クアッドコア(4コア)→ヘキサコア(6コア)だけでなく、
解像度は1280 x 800(HD画質)、バッテリー最大13時間、
このスペックで11,980円(32GB)なんだから、使い勝手を考えるならダンゼンこっち。
Fireシリーズで一番売れているのも「Fire HD 8」ですからね。
サイズは7インチでも8インチでも良いけど、
スペックは、Fire HD 8くらいはあった方が良い。
アプリ起動速度、ブラウザ閲覧のサクサク感も、だいぶ違うと感じます。
ちなみに、Fire HD 8は、iPad miniとほぼ同じサイズ、
サイズ的にも8インチって使いやすいのです。
Fire HD 8とFire HD 10の違い
Fire HDの最上位モデルが、Fire HD 10。
Fire HD 8 よりサイズが大きく、基本的にスペックも上。
Fire HD 8と比べて、スペックで劣る部分も無くなりました。
Fire HD 8 | Fire HD 10 | |
---|---|---|
発売日 | 2022年10月19日 (第12世代) | 2021年5月26日 (第11世代) |
価格 | 11,980円(32GB) 13,980円(64GB) | 15,980円(32GB) 19,980円(64GB) |
Alexa | Alexa搭載 | Alexa搭載 |
画面サイズ | 8インチ | 10.1インチ |
解像度 | 1280 x 800 IPS(HD画質) | 1920 x 1200 IPS(フルHD画質) |
画素密度 | 189ppi | 224ppi |
CPU | ヘキサコア 2.0GHz | オクタコア 2.0GHz |
GPU | ? | ARM Mali-G72 MP3 GPU |
RAM | 2GB | 3GB |
スピーカー | ステレオ(Dolby Atmos対応) | ステレオ(Dolby Atmos対応) |
カメラ | 前面・背面 2MP(約200万画素) | 前面・背面 2MP(約200万画素) |
WiFi | 802.11 a/b/g/n/ac(デュアルバンド) ※Wi-Fi 6未対応 | 802.11 a/b/g/n/ac(デュアルバンド) ※Wi-Fi 6未対応 |
USBポート | Type-A to Type-C(USB-C 2.0) | Type-C(USB-C 2.0) |
重量 | 337g | 465g |
サイズ | 201.9 x 137.3 x 9.6 mm | 247 x 166 x 9.2mm |
バッテリー | 最大13時間 | 最大12時間 |
外部ストレージ | 最大1TBのMicroSD | 最大1TBのMicroSD |
Bluetooth | 5.2 LE | 5.0 LE |
位置情報 | Wi-Fiベース、(GPS無し) | Wi-Fiベース、(GPS無し) |
画面サイズが、8インチ→10.1インチへ大きくなり、
解像度も、1280 x 800→1920 x 1200とより高精細へ。
画素密度も189ppi→224ppiとなるわけで、だいぶ綺麗、
200ppiを超えると、肉眼ではドット感もほぼ分からないですからね。
→動画の画質と解像度「SD、HD、フルHD、4K UHD、8K、480p、720p、1080p、HDR、Dolby Vison」の意味と違い
CPUもヘキサコア(6コア)→オクタコア(8コア)と増加しており、
処理スピードもだいぶサクサク。
ゲームでもやらない限り、ほぼ不満は無いと思われるスペック。
ただ、値段は1.5倍~2倍になるので、
コスパという点では、Fire HD 8の方が上ですね。
10インチでサイズも大きくなり、重量も重くなるので、
どちらかというと自宅用途。
重量465gってのも、持ちながら使うにはキツイ重さです。
Fire HD 8 Plusと10 Plusの違い
2020年には、Fire HD 8が第10世代になり、Fire HD 8にPlusモデルが登場。
2021年には、Fire HD 10の第11世代でもFire HD 10 Plusが登場。
Fire HDとPlusでは何が違うのか?
Fire HD 8 Plusで2,000円、Fire HD 10 Plusで3,000円ほど値段が上がり、
ワイヤレス充電対応モデルになるってだけでは有りません。
変わるのはメモリが+1GBとなり、Qi規格の無接点充電に対応となる。
Fire HD 8 Plusでは、付属充電器も大容量になり充電時間も微妙に短縮されています。
Fire HD8とFire HD 8 Plusのスペック比較。
Fire HD 8(第12世代) | Fire HD 8 Plus(第12世代) | |
---|---|---|
発売日 | 2022年10月19日 (第12世代) | 2022年10月19日 (第12世代) |
価格 | 11,980円(32GB) 13,980円(64GB) | 13,980円(32GB) 15,980円(64GB) 17,980円(32GB+スタンド) 19,980円(64GB+スタンド) 19,280円(32GB+スタンド+保護フィルム) 21,280円(64GB+スタンド+保護フィルム) |
OS | Fire OS 8(Android 11相当)? | ? |
Alexa | Alexa搭載 | Alexa搭載 |
画面サイズ | 8インチ | 8インチ |
解像度 | 1280 x 800 IPS(HD画質) | 1280 x 800 IPS(HD画質) |
画素密度(PPI) | 189ppi | 189ppi |
CPU | ヘキサコアプロセッサ 2.0GHz | ヘキサコアプロセッサ 2.0GHz |
GPU | ? | ? |
RAM | 2GB | 3GB |
スピーカー | ステレオ(Dolby Atmos対応) | ステレオ(Dolby Atmos対応) |
カメラ | 前面・背面 2MP(約200万画素) | 前面2MP(約200万画素) 背面5MP(約500万画素) |
WiFi | 802.11 a/b/g/n/ac(デュアルバンド) ※Wi-Fi6未対応 | 802.11 a/b/g/n/ac(デュアルバンド) ※Wi-Fi6未対応 |
USBポート | Type-A to Type-C (USB-C 2.0) | Type-A to Type-C (USB-C 2.0) |
重量 | 337g | 342g |
サイズ | 201.9 x 137.3 x 9.6 mm | 201.9 x 137.3 x 9.6 mm |
バッテリー | 最大13時間 | 最大13時間 |
充電時間 | 約5時間 | 約3時間 |
外部ストレージ | 最大1TBのMicroSD | 最大1TBのMicroSD |
Bluetooth | 5.2 LE | 5.2 LE |
位置情報 | Wi-Fiベース(GPS無し) | Wi-Fiベース(GPS無し) |
Fire HD 10とFire HD 10 Plusのスペック比較。
Fire HD 10(第11世代) | Fire HD 10 Plus(第11世代) | |
---|---|---|
発売日 | 2021年5月26日 (第11世代) | 2021年5月26日 (第11世代) |
価格 | 15,980円(32GB) 19,980円(64GB) | 18,980円(32GB) 22,980円(64GB) 22,980円(32GB+スタンド) 26,980円(64GB+スタンド) |
Alexa | Alexa搭載 | Alexa搭載 |
画面サイズ | 10.1インチ | 10.1インチ |
解像度 | 1920 x 1200 IPS(フルHD画質) | 1920 x 1200 IPS(フルHD画質) |
画素密度 | 224ppi | 224ppi |
CPU | オクタコア 2.0GHz | オクタコア 2.0GHz |
GPU | ARM Mali-G72 MP3 GPU | ARM Mali-G72 MP3 GPU |
RAM | 3GB | 4GB |
スピーカー | ステレオ(Dolby Atmos対応) | ステレオ(Dolby Atmos対応) |
カメラ | 前面2MP(約200万画素) 背面5MP(約500万画素) | 前面2MP(約200万画素) 背面5MP(約500万画素) |
WiFi | 802.11 a/b/g/n/ac(デュアルバンド) ※Wi-Fi 6未対応 | 802.11 a/b/g/n/ac(デュアルバンド) ※Wi-Fi 6未対応 |
USBポート | Type-C(USB-C 2.0) | Type-C(USB-C 2.0) |
重量 | 465g | 468g |
サイズ | 247 x 166 x 9.2mm | 247 x 166 x 9.2mm |
バッテリー | 最大12時間 | 最大12時間 |
充電時間 | 約4時間 | 約4時間 |
外部ストレージ | 最大1TBのMicroSD | 最大1TBのMicroSD |
Bluetooth | 5.0 LE | 5.0 LE |
位置情報 | Wi-Fiベース、(GPS無し) | Wi-Fiベース、(GPS無し) |
スペックよりも、無接点充電対応の利点が大きく、
真価を発揮するのが、スマートディスプレイ機能「Showモード」。
Fire HDを充電スタンドに置いた時(Qi充電時)に、
自動的にAlexa&Showモードに切り替わり、
Fireタブレットを使わない時は「Echo Show」として使えるってわけ。
「ハンズフリーモード」で、アレクサの音声操作も可能だからね。
→Amazon Fire HDレビュー。iPad、Androidタブレットと比較したデメリット。

Fire HD Plus専用のワイヤレス充電スタンドは、
Fire HD Plusと同時購入で割引も効くので、買うなら同時購入にした方が良い。
単品だと5,980円もする充電スタンドが+4,000円で買えるようになる。
そもそもPlusの売りはQiによるワイヤレス充電なので、専用スタンドが無いと意味無いですからね。
Fire HD 8 Plus | Fire HD 10 Plus | |
---|---|---|
発売日 | 2021年5月26日 (第11世代) | 2021年5月26日 (第11世代) |
価格 | 13,980円(32GB) 15,980円(64GB) 17,980円(32GB+スタンド) 19,980円(64GB+スタンド) 19,280円(32GB+スタンド+保護フィルム) 21,280円(64GB+スタンド+保護フィルム) | 18,980円(32GB) 22,980円(64GB) 22,980円(32GB+スタンド) 26,980円(64GB+スタンド) |
Alexa | Alexa搭載 | Alexa搭載 |
画面サイズ | 8インチ | 10.1インチ |
解像度 | 1280 x 800 IPS(HD画質) | 1920 x 1200 IPS(フルHD画質) |
画素密度 | 189ppi | 224ppi |
CPU | ヘキサコアプロセッサ 2.0GHz | オクタコア 2.0GHz |
GPU | ? | ARM Mali-G72 MP3 GPU |
RAM | 3GB | 4GB |
スピーカー | ステレオ(Dolby Atmos対応) | ステレオ(Dolby Atmos対応) |
カメラ | 前面2MP(約200万画素) 背面5MP(約500万画素) | 前面2MP(約200万画素) 背面5MP(約500万画素) |
WiFi | 802.11 a/b/g/n/ac(デュアルバンド) ※Wi-Fi 6未対応 | 802.11 a/b/g/n/ac(デュアルバンド) ※Wi-Fi 6未対応 |
USBポート | Type-A to Type-C (USB-C 2.0) | Type-C(USB-C 2.0) |
重量 | 342g | 468g |
サイズ | 201.9 x 137.3 x 9.6 mm | 247 x 166 x 9.2mm |
バッテリー | 最大13時間 | 最大12時間 |
充電時間 | 約3時間 | 約4時間 |
外部ストレージ | 最大1TBのMicroSD | 最大1TBのMicroSD |
Bluetooth | 5.2 LE | 5.0 LE |
位置情報 | Wi-Fiベース、(GPS無し) | Wi-Fiベース、(GPS無し) |
充電スタンドは、10Wの急速充電対応してます。
10W対応のQiって高いので、ワイヤレス充電器としても悪くない。
iPhoneやAndroidスマホとかも普通に充電できますので。
キッズモデルの違い
Fireタブレットシリーズには、キッズモデルも有る。
で、その中身は通常モデルと違うのか?というと、
キッズカバー、1年間のAmazon Kids+、2年間の事故保証が付いているだけ。
中身は、通常のFireモデルと全く同じです。
Fire 7キッズモデル | Fire HD 8キッズモデル | Fire HD 10キッズモデル | |
---|---|---|---|
価格 | 12,980円 | 15,980円 | 19,980円 |
本体 | Fire 7 タブレット 16GB (第12世代) | Fire HD 8 タブレット 32GB (第12世代) | Fire HD 10 タブレット 32GB (第11世代) |
キッズモデル特典 | キッズカバー Amazon Kids+:1年間 事故保証:2年間 | キッズカバー Amazon Kids+:1年間 事故保証:2年間 | キッズカバー Amazon Kids+:1年間 事故保証:2年間 |
これ勘違いしがちなのですが、
キッズモデルを買わなくても、キッズカバーは単体購入できるし、
Amazon Kids+は月額980円(プライム会員なら480円)で契約できるし、
通常モデルでも2年間の事故保証には加入できます。
標準モデルより+5,000円~6,000円で全て付いているので、
端末保証やキッズ用サブスクに加入するつもりだったのなら割安というわけ。
全て別々で加入するとなると+1万円オーバーですからね。
Fire 7 タブレット16GB (第12世代) | Fire HD 8 タブレット32GB (第12世代) | Fire HD 10 タブレット32GB (第11世代) | |
---|---|---|---|
本体 | 6,980円 | 11,980円 | 15,980円 |
キッズカバー | 2,880円 | 3,780円 | 3,980円 |
事故保証(2年間) | 1,780円 | 1,980円 | 3,480円 |
Amazon Kids+ (1年間) | 年額4,800円 | 年額4,800円 | 年額4,800円 |
合計 | 16,440円 | 22,540円 | 28,240円 |
ただ、個人的な意見を言わせて貰えれば、
カバーが要らないなら+5,000円の価値は無いかなと。
Amazon Kids+はAmazonプライム会員なら月額480円で使えるわけで、
我が家は1年も使わず解約しましたから。
→Amazon Kids+レビュー。契約して気づいたメリット・デメリット。
超格安なFireタブレットに保証を付けるなら、
もう1台買った方が良いと思うし、毎年買い替えたって良いわけ。
キッズモデルのケースって頑丈故に、
ゴツくて持ちづらいし、キッズケースはスタンドも微妙。
タブレットが重いってのは、個人的に好きでも無いので、
私は、安いから壊れても良いって気持ちで、剝き出しで子供に使わせてます。
ちなみに、子供への利用制限は通常モデルでも導入できます。
Fire HDでもペアレンタルコントロールアプリ「Amazon Kids」は無料であり、
そもそも本体一緒なのだから、できることは全く一緒なのです。
エッセンシャルセットの違い
Fire HD 10には、エッセンシャルセットが登場。
通常モデルと何が違うのか?というと・・・
Microsoft 365 PersonalとBluetoothキーボードカバーが付いてる。
別々で買うのと、どれくらい違うのか?
Fire HD 10 32GB (第11世代) | Fire HD 10 64GB (第11世代) | Fire HD 10 Plus 32GB (第11世代) | Fire HD 10 Plus 64GB (第11世代) | Fire HD 10 Plus 32GB (第11世代) | Fire HD 10 Plus 64GB (第11世代) | |
---|---|---|---|---|---|---|
本体 | ¥15,980 | ¥19,980 | ¥18,980 | ¥22,980 | ¥18,980 | ¥22,980 |
Bluetooth キーボード付きカバー | ¥5,980 | ¥5,980 | ¥5,980 | ¥5,980 | ¥5,980 | ¥5,980 |
Microsoft 365 Personal 1年版 | ¥12,828 | ¥12,828 | ¥12,828 | ¥12,828 | ¥12,828 | ¥12,828 |
ワイヤレス 充電スタンド | – | – | – | – | ¥5980 | ¥5980 |
合計 | ¥34,788 | ¥38,788 | ¥37,788 | ¥41,788 | ¥43,768 | ¥47,768 |
セット価格 | ¥24,980 | ¥28,980 | ¥27,980 | ¥31,980 | ¥31,980 | ¥35,980 |
セットで約1万円の値引きなのですが・・・
キッズモデル同様、本当にFire HD 10でOffice使うのか?
ってのは、よく考えた方が良いと思います。
Microsoft 365も欲しくて、24,980円・・・
Fire HD 10と一緒に365も欲しいなら悪く無いけど、
FireタブレットのMicrosoft Officeアプリは、
エッセンシャルセットじゃなくても使えるから。
エッセンシャルセットは、
365ついでFire HD 10も欲しい人向けのセット。
Blutoothキーボードは、重くて質も悪いので要らないです。
キーボードは、単体で買うと5,980円・・・だけど、別で買った方が良いの買えます。
FireHDの新型と旧型の違い
ここからは旧モデルとの違いになります。
旧モデルから買い替えるべきか?という参考までに。
新型Fire 7と旧型の違い
2022年、3年ぶりにリニューアルとなったFire 7、
2019年の第9世代→第12世代で、
外観だけでなく、中身も大幅にアップグレードとなりました。
円安で1,000円ほど値上げとなりましたが、
前モデルからは、大幅に進化しています。
Fire 7(第9世代) | Fire 7(第12世代) | |
---|---|---|
発売年 | 2019年 | 2022年 |
価格 | 5,980円(16GB) 7,980円(32GB) | 6,980円(16GB) |
OS | Fire OS 6 (Android 7 相当) | Fire OS 8 (Android 11相当) |
Alexa | Alexa搭載 ※Showモード非対応 | Alexa搭載 ※Showモード非対応 |
画面サイズ | 7インチ | 7インチ |
解像度 | 1024 x 600 IPS (SD画質) | 1280 x 800 IPS (HD画質) |
画素密度(PPI) | 171ppi | 171ppi |
CPU | クアッドコア1.3GHz | クアッドコア2.0GHz |
GPU | ARM Mali-T720 MP2 | Arm Mali-G52 3EE MC1 |
RAM | 1GB | 2GB |
スピーカー | モノラル | ステレオ |
カメラ | 前面・背面 2MP(約200万画素) | 前面・背面 2MP(約200万画素) |
WiFi | 802.11 a/b/g/n (デュアルバンド) ※Wi-Fi6未対応 | 802.11 a/b/g/n/ac (デュアルバンド) ※Wi-Fi6未対応 |
USBポート | Micro-B(USB 2.0) | Type-C (USB-C 2.0) |
重量 | 286g | 282g |
サイズ | 192 x 115 x 9.6mm | 181 x 118 x 9.7 mm |
バッテリー | 最大7時間 | 最大10時間 |
外部ストレージ | 最大512GBのMicroSD | 最大1TBのMicroSD |
Bluetooth | 4.1 LE | 5.0 LE |
位置情報 | Wi-Fiベース(GPS無し) | Wi-Fiベース(GPS無し) |
Fire 7と同時にFire HD 8も進化したので・・・
だったら、Fire HD 8を選ぶかなというのが個人的な感想です。
コスパで考えるとFire HD 8やFire HD 10の方が良いと思うので、
少しでも安く使いたい、最安で所持したいって人向けです。
新型Fire HD 8と旧型の違い
2022年、2年ぶりにリニューアルとなったFire HD 8。
2020年の第10世代→第12世代で、軽量化となりましたが、
中身のスペック自体は、あまり変わってません。
円安で2,000円ほど値上げになったことが痛いですね。
Fire HD 8(第10世代) | Fire HD 8(第12世代) | |
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発売年 | 2020年 | 2022年 |
価格 | 9,980円(32GB) 11,980円(64GB) | 11,980円(32GB) 13,980円(64GB) |
OS | Fire OS 7(Android 9 相当) | Fire OS 8(Android 11相当)? |
Alexa | Alexa搭載 | Alexa搭載 |
画面サイズ | 8インチ | 8インチ |
解像度 | 1280 x 800 IPS(HD画質) | 1280 x 800 IPS(HD画質) |
画素密度(PPI) | 189ppi | 189ppi |
CPU | クアッドコア 2.0GHz | ヘキサコアプロセッサ 2.0GHz |
GPU | Arm Mali-G52 3EE MC1 | ? |
RAM | 2GB | 2GB |
スピーカー | ステレオ(Dolby Atmos対応) | ステレオ(Dolby Atmos対応) |
カメラ | 前面・背面 2MP(約200万画素) | 前面・背面 2MP(約200万画素) |
WiFi | 802.11 a/b/g/n/ac (デュアルバンド) ※Wi-Fi6未対応 | 802.11 a/b/g/n/ac (デュアルバンド) ※Wi-Fi6未対応 |
USBポート | Type-C(USB2.0) | Type-C (USB-C 2.0) |
重量 | 355g | 337g |
サイズ | 202 x 137 x 9.7mm | 201.9 x 137.3 x 9.6 mm |
バッテリー | 最大12時間 | 最大13時間 |
外部ストレージ | 最大1TBのMicroSD | 最大1TBのMicroSD |
Bluetooth | 5.0 LE | 5.2 LE |
位置情報 | Wi-Fiベース(GPS無し) | Wi-Fiベース(GPS無し) |
8インチというサイズ感がちょうど良いので、
Fire 7で悩むなら8インチのFire HD 8をおすすめしたい。
ちょうど真ん中ということで、一番買いがちなサイズだとも思ってます。
新型Fire HD 10と旧型の違い
2021年5月、2年ぶりにリニューアルとなったFire HD 10。
2022年度は新型モデルは出ていません。
2019年の第9世代から第11世代の時も、
外観こそ新しくなったものの、中身のスペックはあまり変わってません。
CPU、GPU変わらず、メモリ(RAM)が増えただけ、
背面カメラが高精細になってますけど、
500万画素なんで・・・スマホに比べたら駄目駄目の画質です。
サイズはコンパクトになって、重量も軽くなっているので、
使い勝手は良くなったかなと。
Bluetooth5.0対応、1TBのMicroSDカードまで対応になってます。
Fire HD 10(第9世代) | Fire HD 10(第11世代) | |
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発売年 | 2019年 | 2021年 |
価格 | 15,980円(32GB) 19,980円(64GB) | 15,980円(32GB) 19,980円(64GB) |
Alexa | Alexa搭載 | Alexa搭載 |
画面サイズ | 10.1インチ | 10.1インチ |
解像度 | 1920 x 1200 IPS(フルHD画質) | 1920 x 1200 IPS(フルHD画質) |
画素密度 | 224ppi | 224ppi |
CPU | オクタコア 2.0GHz | オクタコア 2.0GHz |
GPU | ARM Mali-G72 MP3 GPU | ARM Mali-G72 MP3 GPU |
RAM | 2GB | 3GB |
スピーカー | ステレオ(Dolby Atmos対応) | ステレオ(Dolby Atmos対応) |
カメラ | 前面・背面 2MP(約200万画素) | 前面2MP(約200万画素) 背面5MP(約500万画素) |
WiFi | 802.11 a/b/g/n/ac(デュアルバンド) ※Wi-Fi 6未対応 | 802.11 a/b/g/n/ac(デュアルバンド) ※Wi-Fi 6未対応 |
USBポート | Type-C(USB-C 2.0) | Type-C(USB-C 2.0) |
重量 | 504g | 465g |
サイズ | 262 x 159 x 9.8mm | 247 x 166 x 9.2mm |
バッテリー | 最大12時間 | 最大12時間 |
外部ストレージ | 最大512GBのMicroSD | 最大1TBのMicroSD |
Bluetooth | 4.2 LE | 5.0 LE |
位置情報 | Wi-Fiベース、(GPS無し) | Wi-Fiベース、(GPS無し) |
ただ、もともと高性能なので、悪くないタブレットでは有ります。
10インチの横長ディスプレイで、ステレオスピーカーと動画見るにも丁度良い。
FireタブレットとKindleの違い
Amazonには、Fireタブレットだけでなく、
電子書籍リーダーのKindleも有ります。
同じタブレットで何が違うのか?
Fireタブレットでできること
Fireタブレットは、Android OSベースの端末ですが、
Amazon独自のFire OSを搭載しているので、
iPadやAndroidタブレットに比べると様々な制限が有ります。
※Google Playアプリを利用できる方法も有りますが・・・非公式ですので。
検索ブラウザは、Amazon独自のSilkブラウザだし、
AppleやGoogleのアプリやサービスも基本的に使えません。
Fireタブレットでは、Youtubeアプリこそ使えるようになりましたが、
Androidとはそれとは操作性も異なります。
例えば、動画配信サービスでも対応しているアプリは非常に限られており、
Amazonプライムビデオ、Netflix、Hulu、DAZN・・・
あとはAmebaとWOWOWオンデマンドくらいです。
U-NEXT、dTV、dアニメストア、Paravi、TELASA、FOD・・・
多くのVODサービスでは、Fireタブレットに未対応。
→動画配信サービス15社を比較。各社VOD見放題の特徴と違い。
Fire TV Stickで使えるアプリ(Fire TV OS)とも別物なので、
Fire TV Stickと比べても微妙・・・対応VODは断然少ないのです。
→Amazon Fire TV Stick 4K MaxとフルHD版の違い。歴代Fire TV Stickの種類、新型と旧型の比較。
Amazon端末って安いけども、制限が多いというデメリット。
GoogleやAppleのサービスを利用しているなら、
少し高くてもそちらを使った方が良い、これはFire TVでも同じ。
→Amazon Fire TV Stick、Chromecast with Google TV、Apple TVの比較と違い。ストリーミングデバイスの選び方。
というわけで、Fireタブレットは、
基本的には、Amazonのサービスを使う為のタブレットと割り切った方が良い。
Amazon以外のアプリを使うなら、素直にAndroidタブレット。
逆を言えば、Amazonサービス使うなら、これが最もコスパ高い端末。
- 動画:Prime Video、Twich
- 音楽:Prime Music、Amazon Music Unlimited、Music HD
- 読書:Kindle、Prime Reading、Kindle Unlimited、Audible
- 写真:Amazon Photos
- 音声アシスタント:Alexa
また、車での利用という点でも、Fire HDは微妙です。
Fireタブレットには、GPS搭載していないし、SIMも挿せないのでカーナビとしても使えません。
→車のカーナビではなくiPadでGoogleマップを使う理由。iPadをカーナビ化する方法。
結局のところ、Fire OSに対応している動画アプリも少ないわけで、
動画を外で見るって点でも、実は不利なのです。
→車で動画再生するならiPad+格安SIMが最強。カーナビDVDからタブレットへ切り替えた理由。

電子書籍リーダーKindleとの違い
一方、Amazonの電子書籍でしか使わないなら、AmazonのKindleで良い。
AmazonのFire&Fire HDは、Kindleとはできる事が全く違い、Fireは、Amazonの格安タブレット。
Kindleは、読書専用の端末であり、電子ペーパーという位置づけ。
※初代Fireは、Kindle Fireという名称でした。
Kindleは、白黒表示で電子書籍しか閲覧できませんけど、
e-inkスクリーンで、屋外でも見やすく、ブルーライドゼロ。
超省電力で軽量でありバッテリー持ちも良いですが・・・KindleはFireよりも高額なのです。
コスト的には、Fireの方が金かかってると思うんだけど、
エンタメ専用端末ということで、
トータルでFireタブレットのが儲かるんでしょうね。知らんけど。
Fireタブレットの違いまとめ

Fire 7は、処理速度こそFire HD 8と大差ないのですが、
音楽、動画再生端末としては微妙。
漫画や雑誌も、低解像度という点で見るに耐えない。
タブレットとしては激安ですけど、安物買いの銭失いにならないように。
万人にオススメできるのが「Fire HD 8」。
無難に真ん中を取ったわけではなく、コスパ、使い勝手という点でも一番かなと。
HD画質、メモリ2GB、ストレージ容量32GB、
867MbpsのWiFi、ステレオスピーカー・・・と、値段以上にスペックアップしている。
8インチなら、片手でも使えるし、持ち運びも容易。
2021年発売の第11世代のFire HD 10と比べて、スペックも大差なし。
そりゃ一番売れてるわけだ。
Fire HD 10は、大きい画面が欲しい人、最高スペックの端末が欲しい人へ。
音質もFire HD 8よりも良いので、動画用途メインで使う人向き。
ただ、読書用途ではちょっとデカイし、Amazonにしては値段が高い。
動画視聴だけなら、Fire TV Stickとディスプレイ買った方が幸せになれるわけで、
まぁ、今から買うならChromecastなんですけどね。
→Chromecast with Google TVとAmazon Fire TV Stick 4K Maxの比較と違い
スペック高いに越した事は無いのですけど、
結局のところ、コンテンツが対応していないと意味ないわけで、
Amazon縛りで何がしたいのか?ってのは理解しておいた方が良い。
値段が安いなりのデメリットも有るのです。
→Amazon Fire HDレビュー。iPad、Androidタブレットと比較したデメリット。

Amazonサービスで使うなら、もちろんFire HDは最高ですよ。