ディズニーも遂に動画配信サービス参入。
その名も「Disney+ (ディズニープラス)」。
2020年6月11日には、遂に日本でも利用できるようになりました。
日本参入にあたり、docomoが関わっているということで、
正直あんまり期待していなかったんですけども・・・
蓋を開けてみればビックリ、想像以上に良いサービスでした。
ディズニーは世界最大級の動画制作会社であり、
作るコンテンツの質も高いわけで、それが見放題だらけ。
動画配信サービスの中でもトップクラスの内容となっています。
もくじ
ディズニープラスの基本情報
「Disney+」は、2019年11月にアメリカで開始したディズニーの動画配信サービス。
日本では、2019年3月26日に「ディズニーデラックス」がスタートしており、
2020年6月11日に「ディズニープラス」へサービス移行となりました。
ディズニーなのに料金は安く、月額料金700円+税。
他動画配信サービスと比べても格安な部類に入り、
基本的には全て見放題というスタイルの月額定額制のサービス。
※期間限定で新作映画の有料レンタルを行う場合も有り。
有料テレビ番組「ディズニーch(ディズニー・チャンネル)」とは違い、
ケーブルテレビやスカパー、BS、CS環境も必要無し、
インターネット環境だけで、ディズニー番組も楽しめるようになったわけ。
ちなみに、本国アメリカの「Disney+(ディズニープラス)」とは全く別物のサービス、
あくまで日本の「ウォルト・ディズニー・ジャパン」が提供するサービス、配信作品も異なります。
ディズニープラスのメリット
ディズニー・ピクサー・マーベル作品が見放題
ディズニーデラックスとして開始した当初は少なかったコンテンツも、
ディズニープラスとなった現在は、見放題作品数も非常に増えており、
ディズニープラスでのみ見放題という作品ばかりとなっています。
ディズニーは、ピクサー、マーベル、21世紀フォックスと買収し、
VODサービス大手のHuluも完全子会社化しています。
今や世界最大手の動画制作会社であり、
その所持する動画コンテンツも超豊富なわけ。
ディズニーのテレビアニメ、ドラマだけでなく、
ディズニー、ピクサー、マーベルの人気映画、
ナショナル・ジオグラフィックのドキュメンタリー番組も見放題。
スターウォーズシリーズ作品も見放題となっており、
スターウォーズ初の実写ドラマ「マンダロリアン」も、ディズニープラス限定配信。
作品数も想像以上に多く、新作映画も見放題になっているのもビックリ。
参考までに主たるコンテンツを挙げておきます。
※2020年6月現在の見放題作品となります。
最新の配信作品は、ディズニープラス公式ページにてご確認下さい。
ディズニーアニメ映画の一例
- アナと雪の女王2
- 美女と野獣
- ズートピア
- モアナと伝説の海
- 塔の上のラプンツェル
- ベイマックス
- シュガー・ラッシュ:オンライン
ディズニー実写映画の一例
- アラジン
- ライオン・キング
- パイレーツ・オブ・カリビアン
- メリー・ポピンズ
- ディセンダント2
ピクサーアニメ映画の一例
- リメンバー・ミー
- トイ・ストーリー4
- インクレディブル・ファミリー
- カーズ/クロスロード
- ファインディング・ドリー
- モンスターズ・ユニバーシティ
スター・ ウォーズ 実写映画の一例
- スター・ウォーズ/最後のジェダイ
- ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
- スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス
- スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還
- ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー
スター・ウォーズTVアニメの一例
- スター・ウォーズ レジスタンス
- スター・ウォーズ 反乱者たち
- LEGOスター・ウオーズ/フリーメーカーの冒険
マーベル実写映画の一例
- キャプテン・アメリカ/ザ ・ウィンター・ソルジャー
- マイティ・ソー ダーク・ワールド
- ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
- アントマン
- シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
- ドクター・ストレンジ
- ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス
- マイティ・ソー バトルロイヤル
- ブラックパンサー
- アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
マーベルTVドラマ・TVアニメの一例
- マーベル エージェント・オブ・シールド
- マーベル フューチャー・アベンジャーズ
- マーベル スパイダーマン
- マーベル ライジング:始動
ナショナル・ジオグラフィック作品の一例
- フリーソロ
- 動物写真家が追うチーターの親子
- アポロ ミッション・トゥ・ザ・ムーン
- 鳥の惑星
- 宇宙の奇石
ディズニープラス オリジナル作品の一例
- マンダロリアン
- わんわん物語
- ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル
- フォーキーのコレって何?
- イマジニアリング~夢を形にする人々
- ボー・ピープはどこに?
レンタル開始したばかりの「アナと雪の女王2」も見放題。
ついでに、アナ雪関連作品18作品、全55話も見放題。
5月に劇場公開予定だった最新作「スパイ in デンジャー」も見放題・・・凄いです。
ディズニー短編映画集「ショートフィルムコレクション」の作品や、
ディズニー・チャンネルの短編作品も多く、
レゴ版のアナ雪とか、ツムツムとか、意外と知らないままの面白い作品も多い。
見放題動画以外のコンテンツも楽しめる
ディズニープラスで楽しめるのは、動画コンテンツだけでは有りません。
会員限定の特典映像、最新ニュース、オリジナルスタンプ、壁紙・・・
デジタルコンテンツが色々楽しめ、ディズニーホテル優待まで有ります。
ディズニーコンテンツは「Disney DX(ディズニーDX)」、
動画コンテンツは「Disney+ (ディズニープラス)」と、アプリ別に分けられている。
ディズニープラス会員限定アプリ
- Disney+ (ディズニープラス)
- Disney DX(ディズニーDX)
※Disney THEATERは、Disney+(ディズニープラス)アプリへ移行しました
テレビ視聴端末も豊富
動画視聴アプリ「ディズニープラス」は、
iOS(iPhone、iPad)、Android等のスマホ・タブレット端末だけでなく、
PC(Windows、Mac)、Android TVにも対応。
テレビに出力可能なセットトップボックス(STB)にも一通り対応。
Amazon Fire TV、Apple TV、Chromecastで快適に視聴できました。
対応セットトップボックス
- Amazon FireTV
- Amazon FireTV Stick ※第1世代以外
- Apple TV(tv OS11以上)
- Chromecast
- ドコモテレビターミナル
ドコモ関連サービスということで、ドコモターミナルにも対応していますが、
使うならAmazon Fire TV、Apple TV、Chromecast。
→Amazon Fire TV Stick、Chromecast、Apple TVの比較と違い。動画再生端末の選び方。
動画専門で使うならAmazon Fire TVシリーズが最高です。
→Amazon Fire TV Stick 4Kの進化と違い。歴代Fire TVシリーズの中で買うべき端末。
ちなみに、ゲーム機(PS4、Xbox等)では視聴は不可能です。
最大4台の端末で同時視聴が可能
ディズニープラスは、最大5台の端末で利用登録が可能で、
同時視聴も最大4台まで可能となってます。
月額700円+税で4人同時に利用できるって凄い。マジでできました。
5台目で再生しようとすると、
「同時にご利用いただける上限に達しました」のエラー出ました。
再生する端末も5台目まで。
それ以降はアカウントの「登録済み端末」から削除しないと再生できません。
動画ダウンロードが可能
2019年12月5日より、動画のダウンロードに対応となりました。
再生画面にダウンロードボタンも登場しています。
見放題作品は、ダウンロードしてから72時間後まで再生可能。
オフライン環境でも再生できるし、スマホの通信容量制限を気にすることも無い。
※新作レンタル作品は、初回再生から48時間後まで有効。
英語音声・英語字幕に対応。英語学習にも使える。
ディズニープラスでは、
ほどんどの作品が英語音声、英語字幕に対応しています。
字幕と音声の組み合わせも自由であり、
再生しながら簡単に音声言語も切り替えられます。
ディズニーってキッズ向けの作品も多いので、英語初級者にも使える。
大人の英語学習だけでなく、子供の英才教育にも良いと思うんだ。
ディズニープラスのデメリット
見放題作品数で比較すると少ない
ディズニープラスでは、見放題作品数は非公開となっています。
ディズニー、ピクサー、マーベル、スターウォーズでの動画の本数はそれぞれ、どのくらいですか?
本数は毎月追加されていくため、配信本数の公表はいたしておりません。
・・・が、まぁ頑張れば数えられるくらいの動画数となってます。
ディズニー、ピクサー、マーベル、スターウォーズの作品だけで、
何万本ってのも無理あるし、
そもそも歴代の作品が見れるわけでは有りませんからね。
実際の見放題作品は、公式サイトで契約しなくても確認できますので。
各自ご確認下さいませ→Disney+ (ディズニープラス)
ディズニー映画が見放題で月額700円+税ですからね。
個人的な感想としては、思ったよりも作品数は多い。
ディズニー大盤振る舞いだなという印象です。
画質はフルHDまで、サラウンドシステムにも未対応
ディズニー作品を高画質で視聴できたら最高なんですけども、
ディズニープラスは、フルHD画質(1080p)までの対応であり、
4K画質(2160p)や4K HDR、Dolby Visonにも対応していません。
→動画の画質と解像度「SD、HD、フルHD、4K UHD、8K、480p、720p、1080p、HDR、Dolby Vison」の意味と違い
ダウンロードでは、高画質(0.9~1.8 GB / 1時間)が上限となっているので、
SD~HD画質くらいといったところでしょうか?
【ストリーミング設定】
最高画質 (通信量の目安: 1.8~3.6 GB / 1時間)
高画質 (通信量の目安: 0.9~1.8 GB / 1時間)
標準画質 (通信量の目安: 0.6 GB / 1時間)
Wi-Fi接続時のみに動画再生を制限したい場合は「Wi-Fi接続時のみ動画再生を行う」をONにしてご利用ください。【ダウンロード設定】
高画質 (通信量の目安: 0.9~1.8 GB / 1時間)
標準画質 (通信量の目安: 0.6 GB / 1時間)
また、5.1ch、7.1ch、Dolby Atmosといった、
サラウンドシステムにも対応していないのも痛いですね。
→サラウンドシステムの種類と「5.1ch、7.1ch、9.1ch、Dolby Atmos」の違い
せっかくのホームシアター環境も活かせない。
ディズニー作品を、高画質&サラウンドシステムで視聴するなら、
4K Ultra HDに対応したブルーレイを購入するしか無いのかなと。
ディズニー作品は、音楽も映像も最高なので・・・これは残念。
本国では4Kにも対応しているわけで、今後の対応に期待です。
ディズニー映画が全て有るわけでは無い
ディズニープラスは、基本的に見放題がメインの動画配信サービス。
ディズニー最新作品は、基本的に見放題にはなりませんし、
一時的に新作が登場する場合も、有料レンタルでの配信となります。
もちろん、ディズニー・ピクサー・マーベル映画の全て見放題ってわけでもないので、
新作をメインで見たいなら、新作レンタルもできるサービス。
U-NEXT等も選択肢に上がるんじゃないかなと。
毎月1,200円分のポイントも貰えるし、レンタル利用で40%還元もされますからね。
入会方法が複雑、docomoアカウントが必要
日本で、ディズニープラスのサービスを利用するには、
「Disneyアカウント」と「dアカウント」の2つが必要となります。
※dアカウントは、ドコモユーザー以外も登録可能です。
私は元々、両方のサービスを使っていたから良いのですが・・・
イキナリ2つのアカウント登録が必要となると、ためらう人も多いハズ。
無料トライアルも、とりあえずアカウント登録しないと試せませんからね。
→ディズニープラス dアカウントで入会で初月無料(初回のみ)
無料トライアルの流れ
- dアカウントによるサービスのお申込み
- ディズニーアカウントの登録 or 紐付け
- アプリのダウンロードとディズニーアカウントの入力
決済で「dアカウント」のシステムを利用するので、
基本的に支払い方法も、クレジットカードのみとなります。
ドコモユーザーのみドコモケータイ払い(電話料金合算払い)が可能で、
auやソフトバンクのキャリア決済も不可能となってます。
また、無料トライアルが終わった日から月額料金が発生し、
月額料金は、日割り請求とはなりません。
月途中に解約した場合も、1ヶ月分の請求が来るという点に気をつけて。
※月途中に解約した場合でも、月末まで利用可能です。
ディズニープラスまとめ
若干の不満点は有るものの、
月額700円+税ということを考えると、とても素晴らしいサービス。
今まではディズニー作品レンタルに1本550円払ってたわけですからね。
我が家は、小さい子供もおり、ディズニーにはお世話になりまくり。
すぐに月額料金の元もとれるなと感じました。
ディズニー、ピクサー、マーベル、スターウォーズまで見放題、
家族4人まで同時視聴可能で、動画ダウンロードにも対応している。
ドコモのdTVを契約するなら、私は断然こっちを選ぶかな。
ディズニー公式の見放題サービスであり、
ディズニー作品を見たいなら、他に敵うサービスも有りません。
利用して感じたのが、意外とディズニー作品を知ったつもりで知らないのだなと。
ディズニーチャンネル作品なんて、
契約してなければお目にかかるタイミングも無いわけで、
好きなキャラクターの知らない作品も多かった。
キャラクターで作品も絞り込めるのも、ディズニーならではの機能。
動画以外のディズニー特典も多々あるので、
お試し期間で抜け出せない人も多いハズ。我が家も継続利用中。
我が娘はドナルド作品の多さに発狂。続いてエンドレスプーさん。
私は、スターウォーズ作品を最初からおさらい。マーベル作品まで手も回らず。
しばらくは、ディズニープラスだけで楽しめそう。
独自コンテンツという点で、他の動画配信サービスは敵うわけもなく、
やっぱ、世界のディズニーは凄かったんだな。