楽天TVは、その名の通り楽天の動画配信サービス。
2017年1月に「楽天SHOWTIME」から、
「Rakuten TV(楽天TV)」へ名称が変わりましたが・・・
サービス自体は、昔からあんまり変わってません。
楽天TVの見放題プランも進化してないし、
ちょっと微妙なプランも多い。
というわけで、Rakuten TVレビューです。
楽天TVの定額見放題プランと評価
Rakuten TVが、他社動画配信サービスと違うのが、
定額見放題パックの種類が、非常に多いこと。
全ての動画が見放題っていうプランでは無く、
見たいジャンルを選択して、自分に有ったプランを契約するシステムです。
楽天TVの定額見放題プラン
料金 | 作品数 | |
---|---|---|
C+I(シーアイ)犯罪関連番組専門チャンネル | 220円 | 約50件 |
スタートパック | 308円 | 約10件 |
HISTORY ヒストリーチャンネル | 330円 | 約60件 |
エンタメ~テレ☆バラエティ オンデマンド | 387円 | 25件 |
NHKこどもパーク | 400円 | 120件 |
Nick+(ニックプラス) | 440円 | 約50件 |
Rakuten TV 声優チャンネル | 550円 | 約60件 |
特選アニメパック | 550円 | 約170件 |
特選キッズパック | 550円 | 約40件 |
グラビア ドリームチャンネル(R15+) | 550円 | 約2,000件 |
Vシネマ「極上!マンスリーパック」 | 550円 | 25件 |
Rakuten パ・リーグSpecial | 702円 (年間5,602円) | パ・リーグ全試合配信 (LIVE&録画中継) |
すみれの花咲くマンスリーパック | 880円 | 約40件 |
アジアドラマ・プレミアムチャンネル | 880円 | 約150件 |
パチ・スロ サイトセブンTV マンスリーパック | 1,100円 | 約110件 |
av見放題 | 1,760円 | 約42,000件 |
タカラヅカ・オン・デマンド プレミアムプラン | 1,650円 | 約90件 |
プレミアム見放題パック Powered by U-NEXT | 2,189円 | 約27,000件+アダルト約9,000件 |
※2019年9月30日、乃木坂46の「のぎ天2」終了
アニメ、キッズ、海外ドラマ、韓流ドラマ、スポーツ・・・と、
様々なジャンルが有りますが、いずれも割高で見放題数が少ないです。
そもそも定額見放題プランは、他社コンテンツを楽天が提供しているもの。
楽天だけで見放題ってわけでも有りません。
楽天TVの独占コンテンツとなると、アメリカバスケットボールリーグ見放題の「NBA Rakuten」。
NBA Rakutenは、Rakuten TVとは別のサービスであり、システムも料金プランも異なります。
NBA Rakuten 視聴プラン
月額料金 | 内容 | |
---|---|---|
LEAGUE PASS | 2,640円 (年額19,800円) | シーズン全試合 Liveおよび見逃し(VOD)配信 |
BASIC PASS | 990円 | NBA Rakutenが選択した試合(7試合/週) Liveおよび見逃し(VOD)配信 |
SINGLE GAME TICKET | 550円 | 1試合を視聴可能 チケット有効期限は31日間 視聴期限は利用から7日間 |
※2021年5月、TEAM PASSプランの廃止
「Rakuten TV」と「NBA Rakuten」のいずれも、
配信スペックでは、大手VODサービスに劣ります。
アプリの質も低く、対応端末も少ないわけで、
わざわざ楽天で見るか?というと微妙なのです。
使うなら楽天が強いジャンルのコンテンツ。
NBA、パ・リーグ、宝塚・・・あとはアダルトになるんじゃないかなと。
楽天TVのメリット
楽天会員情報で利用できる
楽天アカウント(楽天ID)だけで、動画のレンタルや見放題パックの契約ができます。
既に楽天会員なら、情報入力の手間もなくユーザーIDとパスワードを入力するだけ。

楽天のサービスも多岐に渡り、今となっては、楽天サービスばかり。
楽天会員じゃないって方が珍しいはず。
会員登録の手間が無いから、気軽に試せるし、契約管理するのもラク。
無駄に個人情報を提供することも無い、楽天のサービスっていう安心感もあるよね。
楽天ポイントが使える
楽天のサービスなので、楽天ポイントも使えて貯まります。
楽天の通常ポイントだけでなく、
期間限定ポイントが使えるので、ポイントの消化先としても有効。
微妙に余ったポイント、そのまま消化するなら動画レンタルする。
そして、また楽天ポイントが貰える。利用額の1%還元。

レンタル作品数も18万本以上と多く、
ドラマやアニメは、更に全話パック、複数話パックで割引も効きます。
また、楽天といえばクーポン。
楽天会員限定クーポンも多いので、他VODより安く視聴できることも多い。
例えば、ダイヤモンド会員なら20%OFF。これ定番のクーポン。

楽天ポイントは、定額見放題プランにも使え、
毎月楽天ポイントから使うって設定もできるのです。
見たいジャンルを見放題できる
見放題プランが多く有るので、
自分が見たいジャンルに特化したプランが選べます。
Rakuten TVの中でも強いのが、
プロ野球が見放題「Rakuten パ・リーグSpecial(月額702円)」。
本家「パ・リーグTV」の見放題パック(月額1,595円)の半額以下であり、
各球団のファンクラブ特別価格(月額1,045円)よりも格安。
パ・リーグ見放題サービスの中では圧倒的なスペックなのです。
→【2023年】プロ野球のネット中継が見放題!おすすめ動画配信サービスまとめ
さすが、楽天のチーム「東北楽天ゴールデンイーグルス」が所属するだけ有る。
Rakuten TVアプリも、パ・リーグ押しのデザインになってます。

あと、宝塚の見放題プラン「プレミアムプラン(月額1,650円)」は、
ひかりTV、Rakuten TV、Amazon Prime Videoチャンネルと、
見放題できるサービスも限られているのです。
あとは、楽天独占契約の「NBA Rakuten」。
2021年は、NBAの放映権は楽天が独占中であり、DAZNでも見られません。
日本からNBAを見るなら、楽天しか無いのです。
アダルトコンテンツが有る
NetflixもAmazonもAppleもDisneyもGoogleも・・・
アダルトコンテンツはNGですが、楽天TVでは、アダルトまで配信しています。
アダルト特化の見放題プラン「AV見放題」まで有り。
月額1,760円で、4万本以上のアダルト動画が見放題。
楽天IDで契約できて、契約履歴も上手く隠れる仕組みなのです。
→楽天TV「AV見放題」口コミ評判レビュー。アダルト専門サービスと比較したメリット・デメリット。
アダルトサービスって、怪しいサイトも多いので、
楽天で契約できるってのは、意外と大きな利点。
アダルト専門サービスって、微妙なところも多いですから。
→アダルト動画の見放題サービス徹底比較。おすすめAVサブスクVODまとめ。
ちなみに、楽天TVではアダルト販売もしていますが、
アダルト購入してコレクションするなら、アダルト専門サイトをおすすめします。
作品数も豊富ってのもあるけど、セールで激安にもなるから。
→アダルト単品購入(PPV)サービス徹底比較。おすすめAV購入サイト、エロ動画セールまとめ。
FANZAが最大手ですけど・・・激安なのがソクミル。
DUGAやMGS動画も定期的にセールやってます。
→SOKMIL(ソクミル)の口コミ評判レビュー。FANZAと比較したメリット・デメリット。
楽天TVのデメリット
対応端末が少ない
楽天TVは、対応端末が少ないです。
ゲーム機はPS4のみ、ブルーレイプレイヤー等にも未対応。

- スマートフォン(iOS、Android)
- スマートテレビ(VIERA、BRAVIA、REGZA、Hisense)
- パソコン
- Android TV
- Chromecast
- Apple TV
- Amazon Fire TV
対応テレビも少ないので、テレビ視聴するなら、
Fire TV、Chromecast、AppleTVあたりは用意した方が良いです。
→Amazon Fire TV Stick、Chromecast with Google TV、Apple TVの比較と違い。ストリーミングデバイスの選び方。
動画によっては、対応していない端末もあるので注意。
動画によって対応端末だけでなく、再生できる画質も異なりますので。
また、Meta QuestといったVRデバイスにも未対応なので、アダルトVR作品も有りません。
アダルトVR見るならFANZAしか無い。見放題でも圧倒的な差が有ります。
→アダルトVR動画の見放題サービス比較。VR専門AVのVODランキング。
画質が悪い
楽天TVの「高画質」というのは、HD(720p)とフルHD(1080p)であり、
「標準画質」は、SD画質になります。
→動画の画質と解像度「SD、HD、フルHD、4K UHD、8K、480p、720p、1080p、HDR、Dolby Vison」の意味と違い
高画質再生できる端末にも制限が有り、
スマホやタブレットでは、基本的にSD画質になります。
画質設定でも、540pまでしか選択できません。

高画質は対象デバイスでのみ再生できます。
対象デバイス:パソコン、Chromecast、VIERA、BRAVIA、Android TV、Apple TV、Fire TV、PS4
「標準画質」・「高画質」について
また、ディズニーやワーナー作品は、PCでの高画質制限が有ったりと、
同じ作品でも、端末によって画質が悪くなる作品も有るのです。
フルHD画質で再生できる作品も稀であり、
そもそも、アプリ品質が高いとは言えないので、
同じHD画質でも、他社に比べて画質が汚くなることも多い。
高画質には高速回線も必要で、処理するデータ量も多くなるわけで、
スムーズに再生できなければ、画質も汚くなるのです。
SD画質とHD画質でレンタル料金が違うけど、4Kで視聴はできません。
HDRにも対応しておらず、
サラウンドシステム、ヴァーチャルサラウンドにも未対応です。
→サラウンドシステムの種類と「5.1ch、7.1ch、9.1ch、Dolby Atmos」の違い
同じ値段でレンタルできるといっても、動画スペックは全然違うわけで、
わざわざRakuten TVでレンタルするかって言ったら・・・ね。
同時視聴は不可能
Rakuten TVでは、同時視聴が不可能です。
1つの楽天IDにつき、同時に再生できる端末も1つとなってます。
再生端末の登録台数にも制限が有り、最大5台までしか登録できません。
初回ログイン時に、自動的にデバイス登録(アクティベーション)されるのです。
Android、iOSアプリやTVアプリでは、ログイン状態を保つために初回ログイン時、自動的にデバイスが登録されます。
アクティベーションの解除方法は?
デバイス登録は最大5台まで登録できますが、6台目になると「視聴デバイス登録が上限に達しています。」と表示されます。
楽天アカウントを家族で共有して使うってことは規約上NG。
基本的に1人で使うサービスとなります。
ただ、NBAの見放題「NBA Rakuten」では、
複数ユーザーでの同時視聴に対応しています。
「LEAGUE PASSプラン(月額2,640円)」では、
1つのアカウントで2台まで同時視聴が可能となっています。
※BASIC PASS(月額990円)では1台まで。
本家に劣る定額見放題プラン
楽天TVの見放題パックのほとんどは、
他社サービスを楽天向けにリパッケージしているプランです。
例えば、楽天TVを代表する見放題プランといえば
2015年10月に登場した「プレミアム見放題パック」。
これはU-NEXTが提供するサービスです。

月額料金2,189円は一緒だけど・・・その中身は全くの別物。
Rakuten TVでは、U-NEXTのほとんどの特典が無いのです。
U-NEXTとの違い
U-NEXT | Rakuten TV プレミアム見放題パック | |
---|---|---|
月額料金(税込) | 2,189円 | 2,189円 |
ポイント付与 | 毎月1,200円分 | × |
見放題作品数 | 約220,000本 | 約40,000本 |
同時視聴 | 4人まで | × |
ダウンロード | 有り | × |
最高画質 | 4K HDR | フルHD |
サラウンド | Dolby Atmos | × |
雑誌見放題 | 170誌以上 | × |
アダルト見放題 | 約50,000本以上 | 約10,000本 |
対応端末 | スマートテレビ パソコン スマートフォン Amazon Fire TV Chromecast Apple TV Blu-rayプレーヤー PlayStation 4/5 | スマートテレビ パソコン スマートフォン Amazon Fire TV Chromecast Apple TV PlayStation 4 |
無料期間 | 31日間 | 31日間 |
レンタル作品 還元率 | 40%ポイントバック ※クレジットカード、Amazon決済 | 50%ポイントバック ※月間1,200ポイント上限 |
U-NEXTなら、毎月1,200円分のポイントが貰えて、雑誌も漫画も読み放題。
同時視聴にも対応、VODアプリの品質も高く、
4K HDR、サラウンドシステムにも対応しています。
→U-NEXTの評判レビュー。使い続けて気づいたメリット・デメリット
U-NEXTには、アダルト専門サービス「H-NEXT」まで見放題。
楽天TVの「AV見放題」並のコンテンツまで含まれているのです。
→U-NEXTのアダルト見放題H-NEXTレビュー。FANZAと比較したメリット・デメリット。
Rakuten TVで契約するメリットは、楽天の会員情報で使える手軽さ、
あとは、楽天ポイントが使えるくらいです。
オリジナル作品が無い
楽天TVでは、動画制作をしていません。
今後、楽天TVで動画が増える・・・ということが難しいのです。
他社VODでは、自社制作の独占配信ばかり、
Netflixもオリジナル作品で、業界シェアNo.1、
AmazonもAppleも独自コンテンツを制作しまくり、
ディズニーまでも、見放題のディズニープラスをスタート。
国内民放も、日テレがHulu、フジテレビがFOD、
テレビ朝日がTELASA、TBS&テレビ東京がParaviで独占見放題。
国内ドラマは、他社で見るのも割高なのさ。
Amazonと比較されがちな楽天ですが、
VODに限って言えば、Amazonが圧倒的。
4K HDR対応、Dolby Atmosにも対応、4人まで同時視聴可能・・・
これが、プライム会費(月額500円)だけで見放題ですからね。
→【Amazonプライムビデオの評判】コスパ最高アマゾン見放題サービスのメリット・デメリット
SPU倍付け対象外
楽天といえば、楽天サービス利用で楽天市場の還元率アップ。
SPU(スーパーポイントアッププログラム)が有りますが・・・
Rakuten TVは、SPUの倍付け対象外となってしまいました。
※参考→楽天市場のSPUと買いまわりを攻略。楽天経済圏で楽天ポイントを貯めまくる方法。 | ビジネス幼稚園
- NBA Rakuten:2021年1月31日終了
- パ・リーグ Special:2021年3月31日終了
+1倍があったから、わざわざ契約するって人も居たわけで、
楽天ユーザーだから、楽天TVを使うって理由も無いのです。
SPU対象外ということで、楽天もあんまり力を入れていない。
今は、楽天モバイル押しがスゴイ。あれはホント安いですからね。
楽天TVまとめ
日本が誇るIT企業「楽天」ですが・・・VODでは微妙。
かくいう私も楽天ヘビーユーザー故に、無理して使ってましたけど、
SPUの倍付け対象外となった今では、ちょっと使わないですね。
システムは一昔前のまま、独占コンテンツっていう部分でも弱いわけで、
使うなら、パ・リーグ見放題、NBA見放題になるのかなと。
楽天イーグルス運営、NBA放映権を持っている。それが一番の売り。
日本でNBAを見たいなら「NBA Rakuten」しか無いのです。
また、楽天TVは、楽天サービスで貯めた楽天ポイントが使えますが、提供する動画品質は低いということ。
レンタルに使うなら他のサービスの方が
他社VODでは、見放題で新作レンタルできるサービスも多いです。
→新作レンタルでオススメの動画配信サービス。映画レンタル料金、画質、対応端末の違い。
楽天ポイントをレンタルに使うのは、もったいない。
楽天の期間限定ポイントは、楽天Payで1ポイント1円で使えますし、
楽天買い回りで繰り返し使うのが、楽天経済圏で得する秘訣。
楽天ポイントは、現金と同じ。
無理して消化するのは、もったいないですよ。
途中で停止して、30秒から50秒。
最後に「この…は、表示できません。
これで料金が必要なのは、少しむごいですなあ。
そう思いませんか。