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2015年10月26日に民放5社共同出資により「TVer」を開始。
民放5局(日テレ、フジ、TBS、テレ東、テレ朝)+地方局の番組が無料視聴できるというサービス。
今となっては、当たり前のように普及している無料サービスですが、
テレビ局にとってメリットが無ければやらないワケで、無料故のデメリットも有る。
無料だから仕方ない・・・で失うものは多いとも感じました。
TVerのメリット
約350番組が無料で見放題
開始当初こそ、配信番組の少なかったTVerですが、
今では約350番組が全て無料で見放題となっています。
TVerで配信される番組は、テレビ欄からも確認できる。
番組表の青い枠で囲われているのがTVer配信番組です。
各局の人気番組がTVerアプリ1つで完結する。動画選択から再生までTVerアプリだけで良い。
以前のような、民放アプリ(FOD、テレビ東動画)で再生という仕組みも改善されています。
視聴できるジャンルも多岐にわたり
ドラマ、バラエティだけでなく、スポーツ番組やアニメまでTVerで視聴可能なのです。
TVerで配信される番組も年々増えており、見逃し配信としてはこれ以上ないサービス。
テレビ離れされない為に、見られなくなるよりは見られた方が良いということなのでしょう。
見れる番組も、公式サイトにて簡単に確認できます。
※参考→配信ラインナップ | 民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」 – 無料で動画見放題
会員登録不要、テレビアンテナ不要
TVerは対応端末さえあれば、会員登録は不要です。
スマホならアプリをインストールするだけ。
パソコンならWEBサイトから再生するだけ。
クレジットカード情報や、名前や住所を入力する必要もありません。
だれでも事前準備無しに視聴開始できる、最初にアンケート回答する手間が有るくらいなのです。
例えば、スマホアプリでは生年月日と郵便番号のアンケート。
テレビアプリは、興味のあるカテゴリーについてのアンケート。
また、テレビ放送(地上デジタル)を受信する必要が無いので、
B-CASカード不要であり、テレビチューナー不要でテレビが視聴可能なのです。
今までのテレビって、放送波を使って視聴していたわけで、
受信する為のアンテナが無いと、テレビ放送は見れないですからね。
スマホやタブレットで視聴するのも難しいのです。
→スマホ、iPadでテレビを見る方法。ワンセグ、フルセグ、チューナー、レコーダーの違い。
全てインターネット回線さえあればテレビ番組を視聴できる。
自宅にアンテナが無いなら、NHK受信料を払う必要もないですからね。
テレビの代わりにTVerにする。これで毎月数千円のお金も浮くという裏技。
→NHKが映らないテレビを作る方法。チューナーレスAndroid TVを自作するメリット・デメリット。
地方局番組やBS番組も視聴可能
TVerは民放5局の番組だけでなく、BS放送番組や地方局番組も視聴可能となっています。
そこに住んでいないと見られない番組。TVer経由なら見れてしまうのです。
首都圏に住んでる私、関西エリアの番組が1週間分遡って視聴できる。
逆もまた然り。無料でローカル番組が見れるすごい。
見逃し配信だけでなく、過去ドラマをまとめて配信していたりもする。
懐かしの名作ドラマ。見始めるとキリも無いやつ。
検索機能、マイリスト機能有り
TVerは、無料とはいえ使い勝手がなかなかな優れています。
タイムシークバー、10秒送り、10秒戻し、2倍速までの倍速再生にも対応しています。
倍速再生って対応していない動画配信サービスも多いですからね。
また、番組を探すにあたってのシステムも優れています。
曜日から番組を絞り込んで表示したり、俳優や芸能人での名前検索、番組名での検索も可能。
番組をマイリスト登録することにより、視聴できる放送回をまとめて表示。
毎週更新してくれるので、イチイチ検索する必要もなくなる。
視聴番組では出演者情報も表示されるので、好きなタレントが出ている番組も簡単に探せます。
そして、番組だけでなくタレントもマイリスト登録できるので、
好きなタレントが出た番組も漏れなく教えてくれる。勝手に抽出してくれるのは便利。
マイリスト登録数も表示されるし、
再生数によるランキング機能もあるので、皆が視聴している人気番組も分かりやすい。
人気番組を把握するという点において、
再生数ランキングとマイリスト登録数は、視聴率よりも信憑性高いですよね。
視聴率って限られた世帯で計測したごくごく一部のデータですからね。
テレビでも視聴可能へ
TVerは、スマホやタブレットだけでなく、パソコンでも視聴可能となっており、
Windows、Macとブラウザアプリ(Edge、Chrome、Firebox、Safari)で簡単に視聴可能。
今ではAmazon Fire TVやGoogle Chromecastにも対応、簡単にテレビ出力ができるのです。
Chromecastは、Androidからのキャストが必要ですが、
Chromecast with Google TVなら単体起動も可能、Android TVアプリに対応してますからね。
→新型Chromecast with Google TVとChromecast(第3世代)の違い、歴代クロームキャストとの比較
動画配信専用端末として使うなら、コスパ最強なのがFire TV Stick。アプリUIはAndroid TVと全く一緒。
→Amazon Fire TV Stick、4K Max、Cubeの違い。歴代Fire TVシリーズの比較。
Apple TVには未対応ですが、AirPlayによるミラーリングにてテレビ出力は可能です。
→Apple TV HDとApple TV 4Kの違い。新型Apple TV 4K(第2世代)のメリット・デメリット。
Apple TVだけでなく、Air Play対応のテレビでも出力可能でした。
Google Nest HubやHub Maxにもキャスト経由にて出力可能です。
iPhoneやiPadからもTVerアプリから直接キャスト可能となってます。
TVerに限らず、テレビで動画サービスを利用するなら、
Fire TV Stick、Chromecastくらいは持って損はないですね。
Apple TVは高額ですけど、Appleユーザーならできることも増えますので。
→Amazon Fire TV Stick、Chromecast with Google TV、Apple TVの比較と違い。ストリーミングデバイスの選び方。
TVer ID機能が有る
TVerには、アカウント管理機能が有りませんでしたが、
2022年4月1日より、TVer IDによるログイン機能が導入。
これにより、複数デバイスでのデータ引継ぎが可能となりました。
ブラウザ情報をリセットした時やクッキー情報を削除した時なんかも、
TVer IDの活用で、お気に入り登録した番組情報が消えなくなったのです。
スマホで登録た視聴履歴やマイリスト、テレビアプリでも引き継いで利用できるのです。
以前は、個々のデバイスで視聴状況がバラバラでしたからね。
ただ、ユーザー切替機能が有るわけではないので、
リビングのテレビ等、家族使うデバイスのマイリストは一緒になってしまう。
まぁ、TVerは会員登録不要で使える利点も有るわけで、
マイリストの為にアカウント登録するかって言ったら・・・登録しない人も多いでしょう。
TVerのデメリット
CMが多い、CMスキップ不可能
TVerが無料なのは、CMという広告が有るから。
CMを見るのが前提で、無料で利用できるというわけ。
これは地上波放送でテレビのと同じです。
希望の動画を再生する前に、コマーシャル。
15秒~30秒・・・CMが終わったと思ったら、立て続けに次のCM。
CMのスキップも不可能となってます。
PR30秒とかPR15秒って記載されているけど、この時間待てば良いわけでも無い。
1つのCMで終わる事も有れば、2つ連続で流れる事も多いのです。
再生途中でもイキナリCMが流れるし、早送り・巻き戻ししてもCM。
見たい場面を探すのに、行ったり来たりしてるとCMを延々と見せ続けられることになる。
これはホント時間の無駄。
実際のところ、どれくらいの頻度でCMが流れるのか?というと、
放送時間の約10%が一般的にCM使われる時間と言われており、
TVerでは15分に1回は、30分に2~3回のCMが流れるのです。
テレビの1時間番組でも、実際の放送時間は約43分〜45分ですからね。
また、アクセスが殺到する夜の時間帯(主に午後9時以降)は、サーバーが重くなる時が多く、
CMの読み込みにすら時間がかかることも多い。
CMを見るための待ち時間が有るという。無料故にユーザーも多いのです。
CMは、動画再生中だけでもなく、アプリを起動した時にも広告が表示されたりもするのよ。
ちなみに、TVerでは、誰しも同じような広告ではなく、
トラッキング機能によりユーザー毎に広告が変化する仕組み。
ユーザー行動の追跡により、CMも最適化されるようになってます。
TVer IDの導入により、より正確な趣味嗜好情報も提供するようになるわけで、
あなたに合った広告って・・・実は怖い。
貴方の欲望をつつく広告、ついつい余計な出費も増えるのです。
画質が悪い
TVerは、有料の動画サービスに比べると画質が悪いです。
具体的な配信画質については明記が有りませんが、
通信速度3Mbps、テレビでは30分あたり平均700MBなのでSD画質相当が限界です。
SD画質は、スマホサイズに最適化された画質。
テレビのような大画面で見ると画質が荒く感じます。
SD画質≒DVD画質。BSデジタル放送よりも画質は劣ります。
→動画配信サービスの画質と解像度。SD、フルHD、4K、8K、HDR、Dolby Visonの意味と違い。
また、テレビアプリでは再生画質の自動調整となり、
スマホアプリのみ、画質が選択できます。
自動 or 低画質の2択なので、そもそも画質にこだわるサービスでは無いってことです。
TVerは、サラウンドシステムにも未対応。音にこだわるサービスでも有りません。
自宅で高品質に視聴するというよりは、とりあえず見る為のサービスですね。
視聴可能期間は過去1週間のみ
TVerは、あくまで見逃し配信を視聴する為のサービス。
1週間分の見逃し配信って事で、視聴できるのは過去7日間分の番組のみとなっています。
ドラマだと過去1話しか見れません。
それ以前の作品は、有料サブスクへ誘導されるわけです。
1話のみ無料で他の作品は有料プランへ・・・って。
どこでもよく有るやり方だけど、1話無料の中にもCMが有るのがTVerです。
ダウンロード視聴不可能
TVerは、ストリーミング再生でしか視聴できません。
インターネット回線が必須であり、ダウンロード機能も有りません。
オフライン環境では視聴できませんし、データ通信容量には気を付ける必要が有ります。
スマホ、タブレットでは30分あたり平均400MBのデータ通信容量が必要なので、
1時間では約800MBものデータ通信量が必要となるのです。動画のデータ消費量って凄いですからね。
TVerでは、CM視聴も避けられないわけで、広告にもデータ通信量を消費する。
不要なCMに強制的にデータ容量を使われるって、凄い嫌じゃないですか?
携帯料金で高額なのは、通話料金ではなくデータ通信容量。
楽天モバイルやpovoでも、データ通信容量で料金が変わる仕組みであり。
povo2.0なんて基本料金は無料ですからね。データ通信容量は抑えるだけで生活に余裕もできるのよ。
※参考→povo2.0を0円運用して気づいたメリット・デメリット。注意点と賢い使い方。 | ビジネス幼稚園
一般的な動画サービスでは 、ダウンロード機能は当たり前。
ダウンロードすることで、通信料は抑えられるということ。
オフライン再生できれば、外出時にデータ容量を気にする必要も有りませんし、
電波が入りづらい場所でもサクサク動画視聴もできるようになりますからね。
TVerでは放送されない番組がある
TVerで配信される番組は増えてはいますが、まだまだTVerでは配信されない作品も多いです。
TVer配信されるのはメジャーな番組が多く、ゴールデン時間帯以外の番組はあんまりない。
各社民放は、TVer以外の見逃し配信サイトも運営しているので、
TVerでは見れない作品を、自社無料サイトで配信していたりもする。
日テレ無料、FOD、TBS FREE、ネットもテレ東、テレ朝キャッチアップ・・・
読売テレビのytv MyDo!、関西テレビのカンテレドーガといった地方局サイトも有ります。
見逃し配信だけでなく、過去ドラマも無料配信していたりもする。
関西テレビ放送は、フジテレビ系列(FNN、FNS)ですが、
見逃し配信は無料のFODでは視聴できず、TVerもしくはカンテレドーガでのみ視聴可能となってます。
FODプレミアムに加入することで、関西テレビ作品が見放題となることが多いです。
読売テレビ放送は、日本テレビ系列(NNN、NNS)であり、
見逃し配信は、TVer、ytv MyDo!、日テレ無料(日テレTADA)で視聴可能。
Huluへの加入で、関西テレビ作品も視聴できるようになります。
TVerでは見れない作品も見れたりするけども、結局サブスクに誘導されるのはTVerと同じ。
いずれも過去作品を見放題したいなら、
Hulu、FOD、Paravi、TELASAを契約することになるのです。
また、TVerは民放5社の番組がメインなので、NHK番組は視聴できません。
NHKには「NHK+(NHKプラス)」というNHK契約者向けサービスで見逃し配信してますからね。
ただ、NHKで見放題したいなら「NHKオンデマンド」ではなく「U-NEXT」で視聴すべき。
同じ「まるごと見放題パック(月額990円)」ですが、使い勝手は全然違います。
→NHKオンデマンドのメリット・デメリット。U-NEXTで視聴すべき理由。
ちなみに、Yahoo!運営のGYAO!でも民放番組の見逃し配信はやっていますが、
TVerに比べて少ないし、GYAO!は韓国ドラマ、海外ドラマの無料配信というイメージ。
テレビ朝日の番組は、ABEMAでも見逃し配信していますが、
ABEMAは、地上波とはまた異なる無料サービス。インターネット放送局ですからね。
無料でアニメ見るならこれ以上無いサービスです。
→【ABEMA(AbemaTV)の評判】ABEMAプレミアムのメリット・デメリット、無料会員との違い
TVerまとめ
テレビもTVerも無料ってことで、なんとなく見てしまっている人も多いハズ。
ただ、無料だからCMを視聴させられているわけで、
「無料だから仕方ない」って感覚は気を付けるべきかなと。
CMは時間の無駄だけでなく、消費行動へと促す広告。
余計な情報を与えられることにより、余計な出費もするハメになる。
視聴履歴という情報も、上手く商売に活用されてますので、
気をつけようにも気を付けようが無いのです。
見たい動画に対してお金を払った方が、結果的にお金も貯まるという話。
スポンサーに縛られる以上、テレビがつまらなくなるのも必然。
良いタイミングでCMが入るって、視聴者にとっては最悪のタイミングだし、
作品自体の価値も下げるし、お互いの為でもあるような気もしました。
いや、一度CMに無い環境に慣れてしまうと、CMってすんごいストレスなんですよね。
1時間あたり10分を無駄にする。1日10分だとしても10日で100分にもなる。
時給換算してしまうと、サブスク料金は激安なのですよホント。
無料で損するってのはこういうこと。
各社で有料プランによりCM無しで視聴できるようになるので、
ホント一旦CM無しを試してから考えて欲しい。
→【2024年最新】動画配信サービス15社を比較。各社VOD見放題の特徴と違い。
サブスク契約することで、CMが無くなるって利点だけでなく、
見放題作品が増え、画質も向上し、ダウンロード機能も追加される。
無料で使うのとは別物のサービスになるわけでした。
そして、見たいタイミングで加入して継続し続けないのが賢い方法。
視聴し終わったら、ダラダラと契約し続けない。解約方法はどこでも簡単。
見たい作品が無いなら無理して探さない。
他の動画サービスにも見たい動画は有るハズ、乗り換えるのがベター。
TVerの良いところは、民放の動画情報をまとめて検索できるところ。
現在は、どこの局のどの番組が人気なのか?視聴率よりも参考になります。
どのタレントが、どの局のどの番組に出演しているのか?
情報サービスとしても便利。今見たい作品を探すために利用するのが良いかなと。
アメリカ、西海岸の自宅から利用してみたのですが、ネットワークの回線速度が不安定でまともに視聴できませんでした。
字幕が出せない。聴覚障碍者を馬鹿にしてる。
本当に期待はずれ。 見れない 見ずらい 意味がない。 こんなんでいいの? 見逃し配信できない番組の紹介を何故載せる。
本当に不便。バラエティーなんかは見たいコーナーだけ見て、嫌いなタレントの部分は飛ばすのだけど、CM強制があるので、進めたり戻したりしてるとCMばかり流れてる。CMはどうせ見ないのでスマホ置いて別のことしてるから、いつもでも見ることができない。
有難いサービスだと思いますが、各局バラバラの垂れ流し状態で、ティーバー独自の配信がなされいないのが残念。だから、画像が不安定でイライラします。以前のFBと同じです。CMとかはどうでもいいのですが、とにかく画像の質を高めてもらいたい。特にTBSの画質が悪い、質のいいドラマが多いので尚更残念。
Tver, 再生する時間帯によってはフリーズの繰り返しで観れたものでない。特に夜9〜11時は最悪。
1月1日〜3日まで、観れないのかなあ?画面いっぱいにユニクロの1日〜3日、半額セールの広告が出て、一向に広告が、消えません。使えない。どうすれば良いの?
私もいろいろ不満もあり、先方に報告しました。反応もないけど。
本日4/8は、特にひどい。
まもなく配信終了があることはよいのだが、1Pしかないために、
やすらぎの刻のせいで、ほかのタイトルが飛んでるっぽい。
しかも、当のやすらぎでさえ、全部入りきらず、尻切れになってる
今日終了の分は、配信期限延長が筋でしょうが、このTV業界に、筋なんて
存在しないので、ぶっちぎるんでしょう。
タイトルに話数がはいいてこないのも、多くの方は不満でしょう。
この会社(合弁?)なに考えてんだか。
CMも邪魔ですが 無料で観れるんだしまぁ仕方ないと思うしか。(自分個人の考えですが)普段PCで利用していますが、PCの再起動や、クッキー削除をした後再びこのサイトを開くと お気に入りチェックしてたデータなどが 全部消えてて 最初からやり直しになるのが毎回面倒になります。これを本当に何とかして欲しいです。。。と思うのは私だけでしょうか?
CMの強制が多すぎる!
15秒、30秒と時間が出るが、一つCMが終わっても、また別のCMが出てきてウザい!
それと動画を再生すると数分後には自動的にリロードされ再度検索しないと観れないから面倒くさいし、改めて再生しなければならないから出先だとバイト数がかなり喰ってしまう。
しかし、別の時には同じ動画でも24時間以上経ってもリロードされずに再生できる。
この違いは一体何なんだろうか、、、
無料なのは非常にありがたいが、タダほど高いものはないとは、まさにこの事。