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2022年10月に、Fire TV Cube(第3世代)がリニューアルしたと思ったら、
翌年の2023年10月に、Fire TV Stick Max(第3世代)が登場。
AmazonのFire TVシリーズの最上位モデルは、Fire TV Cubeですが、
最新モデルはFire TV Stick 4K Maxなので、
敢えて高額なFire TV Cubeを選ぶ理由はあるのか?って話。
Fire TV Stick Maxは9,980円に対し、Fire TV Cubeは19,980円。
価格差2倍の差もあるわけで、正直Cubeは・・・買っちゃダメ。
最新のFire TV Cube再レビューです。
歴代Fire TV Cubeと現行モデル
Amazonで販売されているストリーミングデバイスは、
Fire TV CubeとFire TV Stickで合計4つのモデルが有ります。
2023年11月現在、HDモデルのFire TV Stick(第3世代)と、
4KモデルのFire TV Stick 4K(第2世代)、
4K上位モデルのFire TV Stick 4K Max(第2世代)、
ボックス型のFire TV Cube(第3世代)の四種類です。
→【2024年最新】Amazon Fire TV Stick 4K、4K Max、HD、Cubeの違い。Fire TVシリーズ比較。
日本発売日 | 製品名 | 発売価格(税込) | 最大解像度 |
---|---|---|---|
2014年4月 ※日本未発売 | Fire TV (第1世代) ※日本未発売 | 99ドル | フルHD |
2015年10月 | Fire TV Stick(第1世代) | 4,980円 | フルHD |
2015年10月 | Fire TV (第2世代) | 12,980円 | 4K |
2016年10月 | Fire TV Stick(第2世代) | 4,980円 | フルHD |
2017年10月 | Fire TV(第3世代) | 8,980円 | 4K |
2018年12月 | Fire TV Stick 4K(第1世代) | 6,980円 | 4K |
2018年6月 ※日本未発売 | Fire TV Cube(第1世代) ※日本未発売 | 119ドル | 4K |
2019年11月 | Fire TV Cube(第2世代) | 14,980円 | 4K |
2020年9月 | Fire TV Stick(第3世代) | 4,980円 | フルHD |
2021年10月 | Fire TV Stick 4K Max(第1世代) | 6,980円 | 4K |
2022年10月 | Fire TV Cube(第3世代) | 19,980円 | 4K |
2023年10月 | Fire TV Stick 4K(第2世代) | 7,480円 | 4K |
2023年10月 | Fire TV Stick 4K Max(第2世代) | 9,980円 | 4K |
2023年にFire TV Stickがリニューアルとなると、Fire TV Cubeは現状維持。
今期は、Fire TV Stick 4KとFire TV Stick 4K Maxが最新モデルというわけです。
ちなみに、ライバルChromecastは、Chromecast with Google TVが最新モデル。
HDモデルが下位モデルで、4Kモデルが上位モデルとなっています。
→最新Chromecast with Google TV HDと4Kモデルの違い。歴代クロームキャストの種類、新型と旧型の比較。
第2世代と第3世代の違い
約3年ぶりのリニューアルとなった第三世代のFire TV Cube。
従来のモデルに比べ値段は上がりましたが、より高性能を追求したモデルへと進化へ。
第二世代から第三世代で、何が進化したのか?
スペックが進化と共に5,000円の値上げ。円安の影響も大きいですね。
Fire TV Cube (第2世代) | Fire TV Cube (第3世代) | |
---|---|---|
発売日 | 2019年11月5日 | 2022年10月27日 |
発売価格 | 14,980円 | 19,980円 |
本体サイズ | 86.1 ×86.1 × 76.9 mm | 86 ×86 × 77 mm |
重量 | 465g | 513g |
CPU | ヘキサコア (2.2GHz×4、1.9GHz×2) | オクタコア (2.2GHz×4、2.0GHz×4) |
GPU | 800MHz | 800MHz |
メモリ | 2GB | 2GB |
ストレージ | 16GB | 16GB |
リモコン | Alexa対応 音声認識リモコン (第3世代) | Alexa対応 音声認識リモコン |
オーディオ | Dolby Atmos | Dolby Atmos |
解像度 | 4K Ultra HD (最大2160p, 60fps) | 4K Ultra HD (最大2160p, 60fps) |
HDR | HDR10、HDR10+、 Dolby Vision、HLG | HDR10、HDR10+、 Dolby Vision、HLG |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac Wi-Fi 5 | 802.11a/b/g/n/ac/ax Wi-Fi 6 |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 + LE | Bluetooth 5.2 + LE |
入出力端子 | HDMI出力、Micro USB、 赤外線ポート、電源 | HDMI入力、HDMI出力 イーサネット、USB-A、 赤外線ポート、電源 |
eARC/ARC | × | 〇 |
ハンズフリー 音声操作 | 〇 | 〇 |
内蔵スピーカー | 〇 | 〇 |
ビデオ通話 | 〇 | 〇 |
Ring Doorbell対応 | 〇 | 〇 |
処理スピードに関係する部分では、CPUがヘキサコア(6コア)から、オクタコア(8コア)へ。
Wi-FI性能も向上し、WiFi 6へ対応となりました。通信速度だけでも顕著に速くなっています。
処理速度がより早くなっただけでなく、高速通信への対応で、
最上級モデルの高スペックをより活かせるようになったのは大きい。
イーサネットポートが内蔵となり、有線LAN接続時にもUSBデバイスが使えるようになったのも良い。
イーサネットアダプタが無くなったので、付属品もシンプル。
電源はUSBではなく専用アダプタ、15Wも変わっていません。
ただ、第二世代で付属していたリモコン受信機は別売りとなりました。
実は、HDMI端子も1つ増えており、HDMI入力にも対応となったのも大きな改善点。
ゲーム機やDVDプレーヤーを接続可能で、アップスケーリング機能も備えています。
HD映像コンテンツを4K変換して、高画質化してくれるというもの。
USB端子もmicro USBからUSB-Aへと変更となったので、
ウェブカメラや外付けHDDの接続も容易になりました。
HDDは、以前はFAT32フォーマットが必要でしたが、NTFSフォーマットでも認識するようになってました。
※exFATは認識しませんでした。参考までに。
旧型の側面テカテカがホコリが付きやすいデザインから、側面布になったのも良い。
第二世代は、表面がツルピカでホコリが付きやすかったですから。
内蔵スピーカーの音質も向上ということ。
スピーカーも下側から、側面へ移動して聞きやすくもなりました。
また、Fire TV Cubeの付属リモコンは、従来の第3世代音声認識リモコンとも違い、
「Alexa対応音声認識リモコンEnhanced」となっています。
「Alexa対応音声認識リモコン(第3世代)」と比べて、ボタンが3つ多い。カスタムボタン付き。
実際のところ、処理スペックの違いというよりもリモコン感度の違いが大きい気もしました。
新型Fire TV Cubeがサクサク動くってのは、リモコンの違いが大きい。
第二世代に付属していた第二世代音声認識リモコンって、質が低すぎで感度も悪すぎました。
Fire TV付属リモコンの歴史と種類
発売日 | 製品名 | 発売時の付属リモコン | リモコン単品価格 |
---|---|---|---|
2014年4月 ※日本未発売 | Fire TV (第1世代) ※日本未発売 | リモコン | – |
2015年10月 | Fire TV Stick(第1世代) | リモコン | – |
2015年10月 | Fire TV (第2世代) | 音声認識リモコン(第1世代) | 2,980円 |
2016年10月 | Fire TV Stick(第2世代) | 音声認識リモコン(第1世代) | 2,980円 |
2017年10月 | Fire TV(第3世代) | 音声認識リモコン(第1世代) | 2,980円 |
2018年12月 | Fire TV Stick 4K(第1世代) | Alexa対応音声認識リモコン(第2世代) | 2,980円 |
2018年6月 ※日本未発売 | Fire TV Cube(第1世代) ※日本未発売 | Alexa対応音声認識リモコン(第2世代) | 2,980円 |
2019年11月 | Fire TV Cube(第2世代) | Alexa対応音声認識リモコン(第2世代) | 2,980円 |
2020年9月 | Fire TV Stick(第3世代) | Alexa対応音声認識リモコン(第2世代) | 2,980円 |
2021年10月 | Fire TV Stick 4K Max(第1世代) | Alexa対応音声認識リモコン(第3世代) | 2,980円 |
2022年10月 | Fire TV Cube(第3世代) | Alexa対応音声認識リモコンEnhanced | – |
2022年11月 | リモコン単体発売 | Alexa対応音声認識リモコン Pro | 3,980円 |
2023年10月 | Fire TV Stick 4K(第2世代) | Alexa対応音声認識リモコン(第3世代) | 2,980円 |
2023年10月 | Fire TV Stick 4K Max(第2世代) | Alexa対応音声認識リモコンEnhanced | – |
ちなみに、フラッグシップモデルだから、
Proリモコン付くかと思ったのですけど・・・違いましたね。
2022年11月16日に発売される、新型リモコンAlexa対応認識リモコンPro(3,980円)とも別物です。
Proリモコンは、リモコンから音が鳴り、リモコンが有る場所を教えてくれる。
そしてバックライトも点灯するようになり、暗い場所でも操作性もアップ。
カスタムボタンも2つまで登録でき、ヘッドホンボタンも搭載。さすがのプロモデル。
Fire TV Stick 4K Maxとの違い
Fire TV Stick 4K Maxも、Fire TV Cubeも、
同じハイスペックモデルで何が違うのか?
2023年10月には、Fire TV Stick 4K Max(第2世代)が更新。
最新のハイスペックモデルなわけで、Cubeは更に微妙となる。
約10,000円も値段が異なりますが、動画スペックは一緒。
価格差ほどの違いは無いと感じました。
スピーカ内蔵というよりも、処理スペックの違いの方が大きいです。
サイズもだいぶ違う。
Fire TV Stick 4K Max (第2世代) | Fire TV Cube (第3世代) | |
---|---|---|
発売日 | 2023年10月 | 2022年10月27日 |
発売価格 | 9,980円 | 19,980円 |
本体サイズ | 99 x 30 x 14 mm | 86 × 86 × 77 mm |
重量 | 43.5g | 513g |
CPU | クアッドコア 2.0 GHz×4 | オクタコア 2.2GHz×4、2.0GHz×4 |
GPU | GPU850MHz | GPU800MHz |
メモリ | 2GB | 2GB |
ストレージ | 16GB | 16GB |
リモコン | Alexa対応 音声認識リモコン Enhanced | Alexa対応 音声認識リモコン Enhanced |
オーディオ | Dolby Atmos | Dolby Atmos |
解像度 | 4K Ultra HD 2160p, 60fps | 4K Ultra HD 2160p, 60fps |
HDR | Dolby Vision HDR10 HDR10+ HLG | Dolby Vision HDR10 HDR10+ HLG |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz, 5GHz, 6GHz) Wi-Fi 6E | 802.11a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz, 5GHz) Wi-Fi 6 |
Bluetooth | Bluetooth 5.2 + BLE | Bluetooth 5.2 + LE |
入出力端子 | HDMI出力 (ケーブル内蔵)、 Micro USB(電源用) | HDMI入力、HDMI出力 イーサネット、USB-A、 赤外線ポート、電源 |
アンビエント ディスプレイ | 〇 | × |
eARC/ARC | 〇 | 〇 |
ハンズフリー Alexa | × | 〇 |
内蔵スピーカー | × | 〇 |
Alexa双方向ビデオ通話 | × | 〇 |
スマートホームカメラ ピクチャインピクチャ | 〇 | 〇 |
Fire TV Stick 4K Maxでも早く動作しますが、Fire TV Cubeは更に上。
これがクアッドコアとオクタコアの違い。いずれもWi-Fi 6対応だけど、
通信速度もFire TV Cubeの方が高速でした。この辺はスペック値だけでは分からない部分ですね。
付属のリモコンも、Fire TV Stick 4K MaxとFire TV Cubeで同じなりました。
いずれも、微妙に長いリモコンとなりました。
Fire TV Cubeは、スマートスピーカー搭載なので、
本体上部に音量調節ボタン有り。本体側面ににスピーカーがあります。
Fire TV Stickは、電源用USBとHDMI出力だけですが、
Fire TV Cubeは、HDMI入力、イーサネット、USB-Aと接続端子も一気に増えます。
ただ、Fire TV Cubeには、HDMIケーブルは付いていないので気をつけて。
Fire TV Stickは、HDMI一体型だけど、Fire TV Cubeは、別途HDMIケーブルが必要。
HDMI付属モデルは、セットで割引が効いて20,480円。
4K HDR対応のHDMIケーブルって高額なので+500円なら一緒に買った方が良い。
HDMI規格も色々ありすぎて複雑ですからね。
HDMIケーブル確認する手間を考えてもプラス500円なら安い。私も一緒に買いました。
Fire TV Cubeのメリット
Fire TV Stickという格安モデルが有る中、敢えて高額なFire TV Cubeを選ぶ理由とは?
まず、Fire TV Cubeが優れている点、Fire TV Stcikと比較したメリットから。
高スペックで処理が早い
Fire TV Stick 4K Maxは、CPUがクアッドコア(4コア)ですが、
Fire TV Cubeは、CPUがオクタコア(8コア)となってます。
数値の違いだけでなく、
実際、リモコンを押した時の反応速度、スクロール速度、
アプリのインストール速度、アプリの起動速度・・・
微妙に早い気がしました。
私は、無制限フォトストレージ「Prime Photos」も利用しているのですが、
写真の表示速度、切り替え速度も、早いなと。
Fire TV Stick 4K MaxもFire TV CubeもWi-Fi 6に対応ですが、Fire TV Cubeの方が早かったです。
この辺は、スペック値だけでは分からない違いもあるのかなと。
Wi-Fi速度は早いに越したことはなく、動画に限らず多くのサービスで、クラウド処理する時代。
通信速度が早ければ、端末スペックは低くてもカバーできるのです。
特に動画配信サービスに至っては、
通信速度がダイレクトに影響するストリーミング再生。
4Kといった大容量データを安定して視聴したいなら、
端末の処理速度より、通信速度が重要だったりする。
音声操作が可能
スマートスピーカー搭載なので、
テレビの電源をオフにしていても、Amazon Echoのように動作する。
「テレビを付けて」と言えばテレビが付いて、そのままAmazonプライムビデオも起動する。
終わるときは「テレビを消して」で終了できる。
Fire TV Stick 4Kも、リモコンマイクでAlexa操作は可能ですけども、
リモコンを使わないから、リモコン探す手間が無いわけ。
音声で起動すれば動画タイトルにナンバリングもされるので、
音声だけで動画の再生することも可能。
もちろん、自宅をAlexaでIoT化していれば他の家電の操作も可能です。
HDMIアップスケーリング機能有り
Fire TV Cubeには、HDMI入力端子が増え、4K解像度へのアップスケーリング機能が付きました。
4K未対応コンテンツをFire TV Cubeを経由することで、高画質化してくれるってわけです。
実際のところ、私もHDDレコーダー、ゲーム機と試しましたけど、
高解像度化というよりも、色見が大きく変わりました。
全体的に明るくなって、若干見やすくなったのかな?
Nintendo Switchでも試しましたけど、同じく明るくなって、ちょっと遅延が有りました。
アクションゲームだとちょっと気になるレベル。
映像鑑賞で使う場合も、そこまで綺麗になるっていう感じでは無く、
色見の変化も大きい気もしたので・・・
アップスケーリングは、あまり期待しないが方が良いというのが、正直な感想。
Cubeには1個しか接続できないし、HDMI管理も面倒になるので、私は既に使ってません。
双方向ビデオ通話が可能
Fire TV Stick 4K Maxは、ウェブカメラによるビデオ通話未対応ですが、
第二世代、第三世代Fire TV Cubeは、Alexa双方向ビデオ通話に対応しています。
第三世代ではUSB-A端子も有るので、ウェブカメラをUSB接続するだけ。
Alexaコミュニケーションだけでなく、ZOOMアプリもCubeに対応しているので、
テレビでWEB会議システムも簡単に作れます。
大画面で相手の顔を表示できるし、Fire TV Cubeのマイクも使える。
USBは、ストレージデバイスにも対応しているので、
USBメモリやHDDの画像や動画を再生することも可能。
VLC Media Playerアプリにも対応しているので、動画ファイル形式にも柔軟に対応。
ほとんどの動画が再生できますね。
ちなみに、Fire TV CubeにHDDを接続して、簡易NASとして使うのは難しいと感じました。
Fire TV Cube自体にはファイル共有といった機能が無いので、
Fire TV Cube内のファイルに他のデバイスからアクセスする術が有りません。
あくまで、HDDやNASの動画を再生するメディアプレイヤーとして使うなら便利って話。
Fire TV Cubeのデメリット
Fire TV Cubeは、Fire TV Stickの上位版だけでなく、
スマートスピーカーEchoとしての機能もあるということ。
というわけで、続いてFire TV Cubeが残念な点、デメリット。
スピーカーはEchoに劣る
Amazon Fire Cubeは、スマートスピーカーの機能も搭載しているのですが、
Amazon Echoの全ての機能が使えるわけではなく、
スマートスピーカーの本家Echoに比べると、ちょっと微妙な点が多いです。
→【2024年最新】Echo Show、Echo Dot、Echo Pop、Echo Spot、Echo Studio、Echo Autoの違い。Echoシリーズ比較。
Echoで使えるAlexaアプリが、Cubeで全て使えるわけでは無いし、
Cubeのスピーカーの音質も悪い。
Echoの方が断然音質が良いので、Cubeでの音楽再生は辞めた方が良い。
テレビに接続するから、テレビのスピーカーも使うし、
Alexa音声操作の為のスピーカーは否めません。
一体型は不都合な点も有る
Fire TV Cubeは、Amazonヘビーユーザーほど使わない方が良い。
Amazonデバイスが有るほどに、使い勝手は悪くなる。
Fire TV Cubeのスマートスピーカー機能は、むしろ要らないってこと。
Cubeにスマートスピーカーが内蔵されていることにより、
Alexaでの音声操作が上手くいかなくなる事がある。
音声での返答一つとっても、Cube本体から返答されるのか?
TVで返答されるのか?
ボリューム調整とかもテレビなのか?Cubeスピーカーなのか?
どちらで再生したいのか?お互い混乱することが多い。
他にも、Alexaがテレビに繋がってることで「テレビを付けて」でCubeも起動。
テレビ番組を見たいのに、Amazon Prime(HDMIの外部入力)で起動したりもする。
Fire TVを接続するほどに「テレビ」も勝手に増えるので、Fire TV Stcikを併用してる人は混乱もする。
「テレビをつけて」の音声操作が使えない事態に陥るのです。テレビ消したけど上手く動作もせず。謎。
Amazon荷物配達とか、Ring Video Doorbellの通知も知らせてくれるんだけど・・・
こういうのもイチイチうるさい。
色々とオフにしたいんだけど、Alexaアプリの設定も分かりづらい。
そもそもAlexaの日本語力がダメダメなので、Cubeで音声操作も無理が有る。
音声認識するまでも時間かかるし、間違った動作も多い。
「Youtubeで〇〇を再生して」とか・・・まず機能しません。
あと、同じ部屋にEchoは設置しないほうが良いですね。
あくまで、CubeはEchoが無い人向けの端末。
Echoがあるなら、EchoでFire TV Stickを操作した方が良い。Cubeのマイクはミュートした方が良い。
EchoとFire TVで、Alexaホームシアター化するなら、尚更要らない。
Echo dot、Echo、Echo Studioと、ホームシアター機能が使えるから、
Fire TV Cube購入するなら、まずホームシアターを試すべきかと。これ手軽で最高。
→Amazon Fire TV Stick × Echoのオーディオ連携が凄い。Alexaホームシアターでできること。
Echo機能の有るFire TVって事が仇となり、スマートホームの設定がぐちゃぐちゃになる。
だったら、別でEchoシリーズを買った方が良いと思ってる。
Fire TV Stick 4K Maxは9,980円、Echo Dotも7,480円。
両方買ってもAmazon Fire TV Cubeの19,980円より安いという。
まぁ、スマートスピーカーやIoT家電って、
増やせば増やすほどに設定も見直さなければいけないわけで、
この辺は、Amazon製品に限った話ではないですけども。
設置場所に困る
Amazon Fire TV Cubeを、リビングテレビに付ける為に購入したのですが、
設置場所への難易度が高いです。
スマートスピーカー搭載なので、
テレビやスピーカーから約30~60cm離れた場所に設置しないと駄目。
我が家はサラウンドシステムや、サウンドバーを設置しているテレビばかり。
30センチ以上離すって・・・なかなか難しい。
ボックス型なので背も高く、テレビ前に置くと干渉もする。
Fire TV Stickは、テレビ背面に挿すだけでしたから、
だいぶ場所も取るようになりました。
Amazon Fire TV Stickは、HDMIも一体型でコンパクト。
Cubeは、別途HDMIケーブルも必要で配線の手間もあるからね。
Amazon TV Fire Cubeに挿してみたり。
高スペックを活かすアプリが無い
高スペックで低価格のCubeですが、
Amazonには、高スペックを活かせるコンテンツが少ないです。
これが致命的な気がしました。
Fire OSって、Androidベース。
Android TV OS内蔵のChromecast with Google TVに比べて制限も多いのです。
→Chromecast with Google TVのできること。対応アプリとメリット・デメリット。
例えば、高スペックが必要なのがゲームアプリ。
クラウドゲーミングの対応状況を見ても、その劣勢感が分かるかと。
AmazonはLunaというクラウドゲーミングを2022年3月よりアメリカで提供開始しているけど、
日本では未提供であり、GoogleのStadia終了となった今、今後どうなるかも分からない。
対応アプリ一覧:ゲーム
Amazon Fire TV Stick | Chromecast with Google TV | Apple TV | |
---|---|---|---|
GeForce Now | × | ○ | × |
Steam Link | × | ○ | ○ |
Moonlight | ○ | ○ | ○ |
Xbox Cloud Gaming | × | × | × |
Luna ※日本未提供 | ○ | × | × |
Google Stadia ※サービス終了 | × | ○ | × |
Google Play ゲーム | × | ○ | × |
Amazonアプリ | ○ | × | × |
Apple Arcade App Storeゲーム | × | × | ○ |
FIre TV Cube では、旧モデルFire TV時代のような、ゲームアピールもしてませんし、
あくまで最高品質の動画視聴を売りにしていますからね。
テラリアもマインクラフト for Fire TVもサポート終了。
今あるゲームもいつかはできなくなる可能性も有るってのも嫌なの。
ゲームアプリは、Fireタブレット前提のアプリがメインだし、
Fireタブレットだって、アプリという点で難が有りまくる。
→Amazon Fire HDレビュー。iPad、Androidタブレットと比較したデメリット。
Amazonアプリって、
どのAmazonデバイスに対応しているのか?もイマイチわかりづらい。
ひとくちにFire OSといっても、FireタブレットとFire TVで異なるし、
Fire TV StickとFire TV Cubeでも対応アプリは異なるのです。
FIre TV Cubeだけ利用できないアプリも有ってビックリした。
そもそも、対応アプリという点で、
Chromecast with Google TV(Android TV OS)やApple TV(tvOS)に劣るわけで、
制限の多いAmazonデバイスで高スペックデバイス必要か?という疑問も有る。
ゲームをやるなら、わざわざAmazonプラットフォームは選ばない。
Google Play Store、App Storeで買うかなと。
イーサネットは最大100Mbps
Amazon Fire TV Cubeは、イーサネットポートが有りますが、
イーサネットの性能が低く10/100Mbps、
有線LANでは最大100Mbpsしか出ないので、イーサネット接続する意味が有りません。
無線LANはWiFi 6対応ということで、我が家では300~400Mbps出てましたけど、
有線LANで接続すると、100Mbps以下という数値。
無線よりも有線が遅くなるという、何の為のイーサネット!
一方、ライバルApple TV 4Kは、ギガビットEthernet対応。
有線LANでつなぐと500~600Mbps前後も出てるからね。
Apple TV 4Kが値下げをした
2022年の第三世代Fire TV Cubeは、5,000円の値上げとなりましたが、
2022年の第三世代Apple TV 4Kは、6,000円の値下げとなりました。
安さが売りだったAmazonだったのに・・・Apple TV 4Kの方が安くなるというミラクル。
Fire TV Cubeに19,980円出すなら、19,800円でApple TV 4Kを買いたいと思うのが正直な気持ち。
間違いなくFire TV Cubeよりも高スペック。圧倒的の差があるのです。
Apple Storeでゲームアプリの質も補償されているから、私はアプリ買うならApple。
iPhoneユーザーなら尚更、Apple TV 4Kを選ぶべき。Fire TV Cube買ってる場合じゃない。
→Apple TV 4K 第3世代と第2世代の違い。歴代Apple TVの種類、新型と旧型の比較。
Fire TV Cube 第3世代 | Apple TV 4K 第3世代 | |
---|---|---|
発売年 | 2022年10月27日 | 2022年11月4日 |
発売価格 | 19,980円 | 19,800円 64GB 23,800円 128GB Ethernet |
本体サイズ | 86 ×86 × 77 mm | 31×93×93 mm |
重量 | 513g | 208g 64GB 214g 128GB Ethernet |
CPU | オクタコア (2.2GHz×4、2.0GHz×4) | シックスコア A15 Bionicチップ |
メモリ | 2GB | 4GB |
ストレージ | 16GB | 64GB 128GB |
リモコン | Alexa対応 音声認識リモコン | Siri Remote (第3世代) ※USB Type-C充電可能 |
オーディオ | Dolby Digital Dolby Digital Plus Dolby Atmos | Dolby Digital Dolby Digital Plus Dolby Atmos |
解像度 | 4K Ultra HD (2160p、60fps) | 4K Ultra HD (2160p、60fps) |
HDR | HDR10 HDR10+ Dolby Vision HLG | HDR10 HDR10+ Dolby Vision HLG |
Wi-Fi | Wi-Fi 6 2×2 MIMO対応 | Wi-Fi 6 2×2 MIMO対応 |
Bluetooth | Bluetooth 5.2 | Bluetooth 5.0 |
eARC/ARC | 〇 | 〇 |
入出力端子 | HDMI入力、HDMI出力、 Ehernet10/100Mbps、 USB-A、赤外線ポート、電源 | HDMI 2.1(eARC)、 ギガビットEthernet ※128GBのみ |
Appleってスペック値では分からない、アプリの最適化もされている。
Appleには、Appleエコシステムという素晴らしい仕組みがあり、
Appleデバイス同士の連携は、他社には真似できません。
iPhoneユーザーなら、間違いなくApple TVを選んだ方が幸せになれる。
Appleデバイスが増えるにつれ、Apple TVでできることも増えますので。
→【2024年最新】Apple TV 4Kでできること。Apple TVのメリット・デメリット、対応アプリ。
Fire TV Cubeまとめ
Amazon Fire TV Cubeは、高スペックなので、
処理速度が早いというのが、主な選ぶ理由になるのかなと。
最上位スペックの端末で、ストレス無く操作したいなら。
後は、新たなに追加されたアップスケーリング機能に魅力を感じるなら。
ただ、速度にこだわらなければFire TV Stick 4K Maxで十分高性能。
格安なFire TV Stickシリーズでも4K HDRに対応しています。
→動画配信サービスの画質と解像度。SD、フルHD、4K、8K、HDR、Dolby Visonの意味と違い。
ホームシアターに対応できる利点もあるし、
サラウンドオーディオのDolby Visionにも対応しているのです。
→動画の音質とサラウンドシステム。5.1ch、7.1ch、Dolby Digital Plus、Dolby Atmos、IMAX Enhancedの意味と違い。
Fire TV Stick 4K Maxのコスパが高すぎるから、Fire TV Cubeが微妙ってのも有る。
9,980円とは思えないほどサクサク動くし、
ほとんどの人はFire TV Stick 4K Maxを選んだ方が幸せになれるかなと。
動画視聴に限って言えば、Fire TV Stickは、
Apple TVやChromecastと比べても、コストパフォマンスは高いのでした。
→Amazon Fire TV Stick、Chromecast with Google TV、Apple TVの比較と違い。ストリーミングデバイスの選び方。
GoogleサービスやAndroidをメインで使っているなら、Chromecast with Google TVという選択肢も有り。
Fire TV 4Kと同じ価格帯で、Android TV OSが使えるわけで、
Fire TV Stickにも劣らない。素晴らしいデバイスに仕上がってます。
→Chromecast with Google TVとAmazon Fire TV Stick 4K Maxの比較と違い
いずれにせよ、Cubeに比べればコスパが高いのも否めない。
まぁ、失敗しても痛く無いし、どちらも有って損するって商品でもないから。
Proリモコンは付いてないのではないでしょうか。
Amazonページ内の新Cubeのリモコンの画像は来月出るProリモコンの商品画像とは明らかに別物ですし。(寸法もボタン数も異なる)
ご指摘ありがとうございます。申し訳ございません。
修正させていただきました。
はじめまして、よろしくお願いします。
>SSDやHDDを挿して簡易NASとしても使ったりも可能です。
本機の購入を検討しております。
外付けHDDを接続し簡易NASおよびメディアプレイヤー替わりにしたいのですが認識可能なHDDの容量および認識可能な1ファイルあたりのサイズについて判る範囲で教えていただけないでしょうか?
※Fire HD 10 plusを所有していますがファイルシステムがFAT32?で4GB以上のファイルを保存できなかったためです。
先ほど、所有している外付けHDDで試したところ、NTFSフォーマットで認識しました。
4K動画等のファイルも認識して再生可能でした。
Fire TV Stickのような、FAT32のような制限は無いかと思います。
※exFATフォーマットでは認識しませんでした。
※外付けSSDでは、電源が入らずexFATでもNTFSでも認識しませんでした。個体差が有るのかもしれません。
簡易NASと記載しましたが、
Fire TV Cube上では、共有フォルダを作成するような機能が無く、
Fire TV Cube上のファイルに、別のデバイスからアクセスする術が有りません。
よって、NASサーバーのようには使うことは難しいです。
※脱獄すれば可能かもしれませんが、責任負えません。
あくまで、メディアプレーヤーや、NASの再生デバイスとして使う分にはといったところ。
いずれにせよ、公式には明記されてませんので、あまり期待しない方が良い気がします。
参考までに。
>Fire TV Cube上では、共有フォルダを作成するような機能が無く、
調査ありがとうございます。
NASだと容量あたりに対して割高だし四六時中つけっぱなしでHDD痛めそうなので本機を検討していたのですがプロセッサやストレージなどのハードウェアが家電と比べてワンランク高いGoogleTVのような仕様なのですね。
Fire TV CubeのHDMI 入力に関して質問です。
Fire TV Cube のHDMI 入力を使ってBlu-rayプレイヤーを接続した際に、音声の出力先を任意のものに変えられるでしょうか。
というのも、ホームシアターモードでEcho Studio 2台を使って簡易的なホームシアターを作ろうと目論んでいるのですが、このシステムだとAmazon(やNetflixアプリ)で配信されてるコンテンツしかDolby Atmosで楽しめません。そのため、Blu-rayプレイヤー→(HDMI)→FireTV Cube→(ホームシアターモード)→2台のEcho studio という流れで、Blu-rayをDolby Atmosで楽しみたいと思っています。
面倒な質問で大変申し訳ないのですが、ご検証いただけると幸いです。
HDMI入力を使うと、Blu-rayプレイヤーの音はEcho Studioの方から出力されます。
ただ、ゲーム機をFire TV Cubeを経由して思ったのが、
画質が変に補正(アップスケーリング)が加えられ遅延も発生したので・・・
もともと高画質のBlu-rayプレーヤーや、アップスケーリング機能が付いているデバイスは、
Fire TV Cubeは経由しない方が良いのではないか?とも思いました。
ちょっとサラウンド音源も経由することでどうなるか分かりませんので・・・参考までに。
ご返信ありがとうございます。
素直にDolby Atmos対応のアンプ&サウンドバーないしスピーカーを買った方が幸せになれそうですね… 色々探してみます。ありがとうございました。
はじめまして、アップスケーリングの事で質問させて頂きます。
①HDMIに繋いだBlu-rayプレイヤーでDVDの映画・アニメを再生した場合の高画質化・音声遅延は有りますか?
②USBに外付けHDDを繋いで動画を見た場合はアップスケーリングされるのでしょうか?
また、アップスケーリングされた場合は音声の遅延がありますか?
可能であれば、回答を宜しくお願いします。
1.アップスケーリングするらしいですが、目視では高画質化されているのか?の判断はできませんでした。
テレビ、アニメ、ゲームと試しましたが、明るさと色味が変わったという感じ。好みの気がします。
HDMI入力は、映像では遅延は感じられませんでしたが、
FPSゲーム等ではコントロール操作との入力遅延がある気がします。
2.本体にアップスケール機能があるのか?HDMI入力だけか?分かりません。
そもそも、アップスケールについて具体的なことも書いておらず、
上述したように、本当にアップスケールしているのか?私には判断がつきません。
テレビやブルーレイプレーヤーのアップスケーリング機能に比べると、綺麗になった感じは薄いし「?」な点が多いです。
少なくともアップスケールを期待して買うべきデバイスではないかと。
参考までに。
回答ありがとうございます。
やはりアップスケーリング目的での購入は止めた方が無難ですね。
もし劇的な高画質化するなら、Amazonも効果を前面に押し出してるでしょうし。
外付けHDDがNTFSフォーマットでも認識するのは地味に嬉しい点ですね。