音楽&映像レンタル店の老舗であり、最大手の「TSUTAYA(ツタヤ)」。
現在では、実店舗レンタルだけでなく、
宅配レンタルの「TSUTAYA DISCAS」、
動画配信サービスの「TSUTAYA TV」も提供中。
いずれも異なるサービスでありながら、
これをセットで提供しているわけで、ホント・・・わけわからん。
「TSUTAYAプレミアム」「TSUTAYA movie」の登場で更に難解になっているので、
私が理解に苦しんだ点についてまとめておきます。
もくじ
TSUTAYA TVとTSUTAYA DISCASの違い
TSUTAYAのオンラインサービスには、
「TSUTAYA TV」と「TSUTAYA DISCAS」が有ります。
TSUTAYA DISCASは、宅配レンタルサービスであり、
主な宅配定額プランが「定額レンタル8」の月額2,052円。
1度に2枚、毎月最大8枚まで借りれる(旧作&CDは借り放題)というプラン。
TSUTAYA DISCASの料金プラン
定額レンタル4 | 定額レンタル8 | 定額レンタル16 | 定額レンタル24 | |
---|---|---|---|---|
月額料金 | 月額1,026円 | 月額2,052円 | 月額4,037円 | 月額5,965円 |
レンタル可能枚数 | 4枚/月 | 8枚/月 | 16枚/月 | 24枚/月 |
1度に借りられる枚数 | 2枚 | 2枚 | 4枚 | 6枚 |
最大繰り越し枚数 | 4枚/月 | 8枚/月 | 16枚/月 | 24枚/月 |
最大レンタル枚数 | 8枚/月 | 16枚/月 | 32枚/月 | 48枚/月 |
借り放題(旧作&CD) | × | ○ | ○ | ○ |
※「定額レンタル4・16・24」というプランも有りますが、
現在は「定額レンタル8」以外の新規入会は不可能となっています。
一方、TSUTAYA TVは、動画配信サービスであり、
主な定額視聴プランが「動画見放題」の月額1,026円。
約1万本見放題+毎月1,100円分のポイント付与というプランで、
一般作品だけでなく、アダルト見放題(8,000本以上)も含まれています。
また、TSUTAYA TV R18には、アダルト専門の月額プランも有り、
「月額見放題ライト [R18]」は、月額1,100円で特化ジャンル50本が見放題、
「月額見放題フル [R18] 」は、月額2,619円で約63,000本が見放題。
「アダルト動画見放題」ってプランも、アダルトプランで紹介されてますが、
これは TSUTAYA TVの「動画見放題」と同じプランです。
→TSUTAYA TV「アダルト動画見放題」レビュー。ゲオTV980(R18)との比較。
既にややこしくなってきたので、ここまでをまとめておきます。
DISCASとTVの違い
月額(税込) | 内容 | |
---|---|---|
TSUTAYA DISCAS 定額レンタル8 |
2,052円 | 月間8枚まで ※旧作&CDは借り放題 1回の発送につき2枚まで |
TSUTAYA TV 動画見放題 |
1,026円 | 一般動画の見放題(約10,000本) アダルト動画の見放題(約8,000本) +毎月1,100ポイント |
TSUTAYA TV 月額見放題ライト [R18] |
1,100円 | アダルト見放題 ※ジャンル特化 (50作品、月2回更新) |
TSUTAYA TV 月額見放題フル [R18] |
2,619円 | アダルト見放題(63,000本以上) ※スマートフォンは40,000本以上 |
ちなみに「TSUTAYA TV」と「TSUTAYA DISCUS」には、
30日間の無料トライアルが有りますが、
これはTSUTAYA DISCUSの「定額レンタル8」とTSUTAYA TVの「動画見放題」、
2つが合体した「動画見放題+定額レンタル8」というセットプランのお試しです。
「動画見放題+定額レンタル8」は、セット契約で月額2,619円。
両方を一度に試せるってのはお得な気がしますけど、
実際、どちらかは要らない人がほとんどのハズ。
そのままプラン変更しないと、セット契約となりますので気をつけて。
TSUTAYA TVとTSUTAYAプレミアムの違い
TSUYAYAのサービスを更に難解にしたのが、
2017年10月に新たに登場した「TSUTAYAプレミアム」というプラン。
実店舗「TSUTAYA」の旧作DVD・ブルーレイ借り放題と、
動画配信「TSUTAYA TV」の対象作品が見放題できるプラン。
月額1,100円~となっていますが、店舗により月額料金も違います。
動画見放題って記載がありますが、
TSUTAYA TVの「動画見放題」プランとは内容も異なります。
「TSUTAYAプレミアム」と、TSUTAYA TV「動画見放題」プランで、
見放題の対象作品は一緒ですが、
「TSUTAYAプレミアム」では、毎月レンタルに使える1,100ポイントが貰えません。
また「TSUTAYAプレミアム」では、
「TSUTAYAプレミアムクーポン by Club Off」の会員資格も付与されます。
福利代行サービス「Club Off(クラブオフ)」は、
レジャー施設、映画館、グルメ等で割引が効くっていう、微妙な特典。
TSUTAYAプレミアムの難点は、
月額料金、レンタル枚数、無料トライアル有無・・・と、
店舗により内容が異なり、そもそもTSUTAYAプレミアム対象店舗が少ないこと。
私の住んでいるエリアでは、全ての店舗で全滅でした。
また、TSUTAYA DISCAS「定額レンタル8」の借り放題とは違い、
「CD」のレンタルも対象外となっています。
結局の所は、「店舗の旧作借り放題」 or 「1,100ポイント」の違い。
普段から店舗レンタルする人なら「TSUTAYAプレミアム」は有りですが、
見放題目的なら、間違いなくTSUTAYA TVの「動画見放題」の方が良い。
TSUTAYAプレミアムの違い
月額(税込) | 内容 | |
---|---|---|
TSUTAYA TV 動画見放題 | 1,026円 | 一般動画の見放題(10,000本) アダルト動画の見放題(8,000本) +毎月1,100ポイント |
TSUTAYA プレミアム | 1,100円~ ※店舗により異なる |
一般動画の見放題(10,000本) アダルト動画の見放題(8,000本) +実店舗で旧作借り放題 +TSUTAYAプレミアムクーポン |
店舗レンタル×動画配信って、
ライバルのGEOも「ゲオチャンネル」で似たようなことして失敗してますからね。
現在は「ゲオTV980」で、アダルト特化に振り切ってます。
→ゲオTV980のメリット・デメリット。DMM見放題chライトとの比較。
返却の手間、汚れて再生できない、画質が悪い、レンタル在庫が無い・・・
DVDレンタルのデメリットが、動画配信サービスには無いわけで、
ここまで普及している理由も有る。
→動画配信サービスのメリット・デメリット。VODと宅配レンタルとの違い。
動画配信サービスも、Dolby Atmosの最新サラウンドシステムに対応していたり、
→サラウンドシステムの種類と「5.1ch、7.1ch、9.1ch、Dolby Atmos」の違い
画質も4K HDR対応、ブルーレイより綺麗ですから。
→動画の画質と解像度「SD、HD、フルHD、4K UHD、8K、480p、720p、1080p、HDR、Dolby Vison」の意味と違い
まぁ、TSUTAYA TVでは、HD画質、5.1chまでの対応なのですけど・・・
実店舗あるから振り切れないってのも有るんじゃないかなと。
TSUTAYA TVとTSUTAYA movieの違い
TSUTAYAの動画配信サービスに、
新たに「TSUTAYA movie」まで登場しました。
「TSUTAYA movie powered by U-NEXT」というわけで、
TSUTAYAのシステムではなく、U-NEXTのシステムを利用しているという、
要はTSUTAYAの名前だけ貸してるライセンス商品なわけ。
TSUTAYA TVアカウントの連携も不可能であり、全く別のサービスです。
月額プランは、レギュラープランが月額1,045円(税込)。
フルプランが月額2,145円(税込)となってますが、
見放題作品数と対応端末と、U-NEXTに比べて圧倒的に劣るので、
わざわざTSUAYA経由で契約する意味は無いです。
U-NEXTのシステムを利用しているのに、対応デバイスも凄い少ない謎。
現代の主要端末、Amazon Fire TV、Apple TV、Chromecastに未対応。
TVへの出力端末も「Air Stcik」という謎の端末のみとなっています。
TSUTAYA TVアプリを検索すると、
TSUTYA movieアプリが一緒に出てくるのもややこしい。
TSUTAYAは動画配信サービスを諦めたのか?これも謎。
TSUTAYA TVの方が安くて、ポイント付与&アダルトも有るので、
TSUTAYA TVの「動画見放題」と比較しても微妙なんですよね。
TSUTAYA movieの比較
TSUTAYA movie レギュラープラン |
TSUTAYA movie フルプラン |
TSUTAYA TV 動画見放題 |
U-NEXT 月額プラン |
|
---|---|---|---|---|
月額(税込) | 1,045円 | 2,145円 | 1,026円 | 2,189円 |
一般動画見放題 | 100,000本以上 | 約10,000本 | 210,000本以上 | |
アダルト見放題 | × | 50,000本以上 | 約8,000本 | 50,000本以上 |
ポイント付与 | × | レンタルチケット2枚 | 1,100円分 | 1,200円分 |
対応端末 | スマートテレビ パソコン スマートフォン |
スマートテレビ パソコン スマートフォン Amazon Fire TV Chromecast |
スマートテレビ パソコン スマートフォン Amazon Fire TV Chromecast Apple TV Blu-rayプレーヤー PlayStation 4/5 |
本家U-NEXTなら、見放題数は20万本以上、アダルトだけで5万本以上、
しかも毎月1200円分のポイントも付いてますので・・・
なんにせよ、TSUTAYA movieを選ぶ理由は無いのです。
TSUTAYAのサービスが分かりにくい理由
TSUTAYAのサービスが分かりづらい理由。
提供サービスが多いってのも有りますが、
「動画見放題」「見放題」「見放題プラン」って言葉を、
サービス区別せず多用しているのです。
やっぱり、名称は明確に分けて使わないと駄目だし、
サービス名なのか?プラン名なのか?言葉なのか?ホント理解に苦しむの。
TSUYATAは、消費者庁による景品表示法違反で、
課徴金も払ってる過去も有りますが・・・
これ意図的にやっちゃったのかも謎。それくらいに難解です。
特に意味不昧なのが「TSUTAYAプレミアム」というワード。
「TSUTAYAプレミアム≒見放題」として露出しまくっていること。
上述したように、TSUTAYAプレミアムでは、
TSUTAYA TVの「見放題」対象作品が見放題となるのですが、
あたかも「TSUTAYAプレミアムだけで見れる」みたいな表記になっている。
見放題作品で絞り込んでも、
出てくるのは「TSUTAYAプレミアム対象作品」という謎。
見放題のロゴも「TSUTAYAプレミアム」のロゴを採用。
黄色いPマークって、TSUTAYAプレミアムのマークですよね。
TSUTAYA TVの「動画見放題」プランで見れる動画も一緒なのに・・・
「TSUTAYAプレミアム独占作品」って表記まで有る。
アダルトにもTSUTAYAプレミアムって文字。
こんなん、TSUTAYA TVの見放題ユーザーは混乱するでしょ。
TSUTAYAプレミアム≒見放題というニュアンスで使われていることを理解し、
ユーザー側で変換しなければならない。
TSUTAYAのオンラインユーザーは蔑ろ、マジで混乱です。
基本的に、WEBサイトの造りも難解で、
「TSUTAYA DISCAS」と「TSUTAYA TV」は、同じWEBサイトであり、
TSUTAYA TVを利用する場合も「DISCAS ID」でログインと表記。
マイページは「宅配」「配信」で区別されていたりと、こちらもゴチャゴチャ。
アダルトページでは「動画配信」と「TSUTAYA TV」のタブが別々で存在したり、
「TSUTAYA TV」を選択しないと「動画見放題作品」は出てこなかったり。
TSUTAYA TVは、動画配信じゃないのか?とか思っちゃう。
とにかく名称の統一がされていないので混乱する。
私は、TSUTAYA TVの「動画見放題」プランといっていますが、
プラン名称も「動画配信プラン」「動画見放題作品」「見放題プラン」「アダルト動画見放題」と様々。
しかも、PCサイトでアダルトは「TSUTAYA R18」となっていますが、
スマホアプリやテレビアプリでは「Sexy TSUTAYA」となったりもするのです。
Sexy TSUTAYA「見放題」作品=「動画見放題」プランで見れる作品ってこと。
「TSUTAYAプレミアム」の内容が店舗で異なるってのもキツイ。
「TSUTAYAプレミアムコミック+」とか、
「TSUTAYAコミック定額」をセットで試せるプランも有るのですが、
更に利用店舗は限られるし、これも似たようなネーミングであり、
マジややこしい名前は辞めてぇ~増やさないでぇ~。
整理できないなら、捨てる、諦める。
増やすのではなく、断捨離が必要なのでは無いかな・・・
ってなんか偉そうで、すいませんけど、
ツタヤは学生の頃から好きだったので、ホントすいません。
TSUTAYA TV月額プランの違いまとめ
TSUTAYAの月額プランで抑えるべきは、
TSUTAYA TVの「動画見放題」。
TSUTAYA TV&TSUTAYA DISCASの「動画見放題+定額レンタル8」。
TSUTAYA TV&TSUTAYA店舗の借り放題「TSUTAYAプレミアム」。
この3つであり、いずれもTSUTAYA TVの「見放題」が含まれています。
※TSUTAYA movieは、U-NEXT提供なので無視した方が良いです。
というわけで、最後にサービス内容の違いをまとめました。
TSUTAYAサービス内容の違い
月額(税込) | 内容 | |
---|---|---|
TSUTAYA TV 動画見放題 | 1,026円 | 一般動画の見放題(10,000本) アダルト動画の見放題(8,000本) +毎月1,100ポイント |
TSUTAYA プレミアム | 1,100円~ ※店舗により異なる |
一般動画の見放題(10,000本) アダルト動画の見放題(8,000本) +実店舗で旧作借り放題 +TSUTAYAプレミアムクーポン |
動画見放題+定額レンタル8 | 2,659円 | TSUTAYA TV「動画見放題」 +TSUTAYA DISCAS「定額レンタル8」 |
レンタルから動画配信へ移行している現代で、
「TSUTAYA TV」の見放題に絡めて、
既存のサービス「実店舗レンタル」「宅配レンタル」を使うプラン。
それだけ「レンタル」単体が厳しいということでしょう。
ただ、見てのとおりTSUTAYA TVのコスパが突出しているわけで、
私なら、TSUTAYA TVの「動画見放題」を単体で選びます。
TSUTAYA TV 動画見放題 |
TSUTAYA プレミアム |
動画見放題 +定額レンタル8 |
|
---|---|---|---|
月額料金 | 1,026円 | 1,100円~ ※店舗毎に異なる |
2,659円 |
動画見放題 (TSUTAYA TV) |
○ | ○ | ○ |
アダルト見放題 (TSUTAYA R18) |
○ | ○ | ○ |
ポイント付与 (TSUTAYA TV) |
1,100円分 | × | 1,100円分 |
同時レンタル枚数 (TSUTAYA実店舗) |
× | 3枚~ ※店舗毎に異なる |
× |
同時レンタル枚数 (宅配レンタル) |
× | × | 2枚 |
TSUTAYA TVの「動画見放題」プランは、
月額1,026円で一般動画(10,000本以上)+アダルト見放題(8,000本以上)、
しかも毎月1,100ポイント付与されるので・・・
コンテンツに対するコスパは悪くないだけども、
難点は、アプリ性能とシステム、UIといったところです。
→TSUTAYA TV「動画見放題プラン」のメリット・デメリット
どちらかというと、アダルトコスパが高い動画配信サービスであり、
アダルト見ないなら、正直オススメできるサービスでは無いです。
使えば分かる、その理由。
ただ、アダルト目的なら、TSUTAYA TVは悪くない。
アダルト専門のVODと比べて、コスパも高いです。
→アダルト動画の見放題サービスを比較。成人男性にオススメのVODランキング。
国内のテレビ番組は、民放各社でVODサービスを開始してますし、
サービスの質、コンテンツ質となると、大資本の海外VODに敵いません。
→動画配信サービスの特徴と比較まとめ。オススメの見放題VODと選び方。
DVD、ブルーレイ、実店舗・・・と色々と厳しい要素満載ですが、
テレビ各社も動画配信では苦戦中。
ユーザーだって、ビデオデッキ要らないのか!?っていう衝撃。
Fire TV Stickとか、Chromecastとか、激安でスンゴイ性能。
→Amazon Fire TV Stick、Chromecast、Apple TVの比較と違い。オススメの動画再生端末と選び方。
ホント時代の流れを感じますね。